日常と非日常

　酷暑を理由に三日坊主(三日どころじゃない…)になっていた自分を甘やかし何事もなかったようにまた文章として残したい事があったので書き始める
　映画ならたくさん観ていて
•ミーガン
•怪物
•フラッシュ
•スパイダーマン(のあれ)
•CLOSE
どれもすでにいろんな人がいろんな感想を発信してるので今さら何を言っても二番煎じ、いや四番センター松井になるので控えます

今日、仕事を終え帰宅し夕飯の準備に取りかかり何気なくつけたTVからあの歌舞伎役者さんが一ヶ月ぶりに釈放されると流れてきた
あれから一ヶ月も経つのか、とそのくらいにしか思わなかった私だったが、その後に続いた街頭インタビューを見て震えた
それは歌舞伎ファンの女性が
「たくさん迷惑をかけたのだから謝罪はして欲しいですよね」と

彼は死のうとした人
けど、死ねなかった人

死んでいたら謝罪なんて必要無かったのに生きてしまったせいで謝罪をしなくてはならない
そんな理不尽な事が、あるんだよね死ねなかったから
しかも全然迷惑をかけてないであろう人にもお騒がせして、と謝罪する

私は時々ふと消えたくなる願望がある
消える＝死ぬ、だと結論付けいつも思い直す
世の中死ぬ死ぬ詐欺ってよくあるけど言ってる人ほど死なないし人に迷惑かけるくせに謝らない(気がする)

彼は本気で消えようとしたのに失敗してしまった

それだけで充分な意志と謝罪な気がする
異常な事件を日常に落とし込もうとするから歪んだ常識的で良識な対応を求めるカタチになるんだろうけど、そもそも異常な事だからね無理なんだよ

久しぶりに怒りとも悲しみともとれる震えに今思ってる事を遺してみました。