見出し画像

お客様は神様です。

3年ぶりに私がやっている店に現れた倫太郎
大手通信会社を辞めて、世界旅行に行って以来全く連絡がなかった。
突如店に現れたのだ。

『お!!毎度毎度!』
『久しぶりやなあ?何してたんよ??』

あのNYの一件以来、我々はずっと会ってなかった。
そして倫太郎が新橋で働いていたことも、現在何をしているのかさえも知らなかった。
二人で笑いながら話している時に気になった。
『あれ、誰? お母さん???』と私は聞いた
『え??違うよ、まあ、ちょっと』口籠る倫太郎。

その時ぬっと私と倫太郎の間に割り込む、痩せ型の水前寺〇〇にそっくりな
おばさんが現れた。

『誰これ??』という顔のジェスチャーをした。

仮称 清子が私に聞いてきた
『あなたあ? この人の何なのお??』
とんでもなく、ぬっぺりした話し方と、気持ち悪いぶりっ子ぶりに驚いた。

『え??私ですか??幼馴染みみたいなもんです。な?倫太郎??』
と言いながら、ものすごい形相で倫太郎を睨みつけた。

清子は倫太郎に『もお??本当??コラッ嘘だったら承知しないわよ〜♪』
と、怒ったふりしながら、握り拳を作り倫太郎の頭をコツンと叩いた。

(めっちゃ気持ち悪い。このおばちゃん、何やねんやろ)
清子は上機嫌で店内を歩いて回っていた。

その時倫太郎はフッと私に名刺を渡した。
『クラブ 葵本店』と書かれた名刺を私に無造作に渡し、『これでわかるやろ?』
『え??何これ??葵って何やの? 気持ち悪!!! なんかタレント事務所とか?お笑いとかなんかか?』

うちのスタッフがすかさず割り込んできて
『オカモトさん!!ホストクラブですよ!!』

『ぎょえー!!あんたがホストクラブ??笑えるーめっちゃおもろいやん!!』
爆笑していた。

そしてようやく理解した
『ちょっとあそこの水前寺〇〇に似たおばちゃんってあんたのあれ??客??』
『水前寺〇〇って言うな!!そうそう。』
『ふーん。めっちゃおもろいやん』
『今度連絡するわ』
『了解』

それにしても清子(仮称)は完全に倫太郎に惚れていた。
私は全くその時清子と肉体関係があるなんて思いもつかなかったのだ。
ねっとりとした話し方、それに蛇のような目。 
私は清子とそこから呼ぶようになった。

数日後連絡があった。
私は当時オカンと住んでおり、オカンとも知り合いの倫太郎はうちのマンションに来ることになった。

マンションの下に着いた途端に電話がなり、オカンと私に降りてくるように指示があった。
『倫太郎!!何やってん??何?わざわざ下まであんたをお出迎えせなあかんわけ?』
『これ見てみ!!』

それは深いグリーンに光る 車のトップに黒豹がついていた。
『あんた。。。500円しか持ってなかったのに何これ??』
『ジャガーや。 キャッシュで買ってもらった』
『ジャ、ジャガー キャッシュって。。。すごすぎる。まさかあの清子に??』
『だから清子って言うなよ。 そうや』
うちのおかんも仰天していた。
『すごいな。倫太郎くん、ホストってそんなに儲かるんやね。。』

そうして私は倫太郎から更なる衝撃を聞いた。
『今どこに住んでるん?』
『西新宿』
『すぐそこやん?』
『うん、高層マンションに住んでいて、これもキャッシュで買ってもらった』

『え??高層マンションをキャッシュで??』
『そうやで。キャッシュ』

ジャガーは500万くらい
マンションは当時で2500万くらい
清子は倫太郎に貢ぎに貢ぎまくっていた。

『ちょっとジャガーにのってみないか?』と言われ、ジャガーに乗り込み
倫太郎のホスト生活と清子との肉体関係を赤裸々に聞くハメになったのだ。

*NOTEで赤裸々に書きたいのですが、18歳制限を受けてしまいかけません。笑
詳しくはオンラインサロンにて読んでください。
#私の友だちの話 #ホストクラブ#女#客#貢ぎます。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?