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可視海

平沢進 私の好きなアーティストの一人です。

以前はシュガーアンドサッカリンで

オワタPなのが

今回は

 可視海。

 見えるうみ

 うどん屋や和食屋で

よく聞く和風アレンジ

それとは違う電子と郷愁漂う前奏

でもうどん屋で流れていてもおかしくない

そんな気がする

しっかり見える海

淀みのない世界

そんなものはとっくにない

まっさらに見せようとして

どす黒さを感じられるから

まっさら過ぎる世界も味気はない

 規制は規則はほどほどがよい

目覚めとも違う

むしろ眠りに誘うメロディー

常識という虚構パッケージを知ったとき

苦しむのか それとも幸福をもたらすのか

何かが見えるはずだ

抽象性の裏に

あからさまな具体性を含有する可視(歌詞)

先入観からの解放

永遠の課題から解き放つ

紛争解決の手引きになるかもという

一筋の希望

だが宗教的 洗脳しているという

感性も働く

葛藤どころか聞くことを避け銃口をむける

やはり可視はできない気もする

しかし魅了される低音とファルセット

 何がいいかはわからない

海の穏やかな青さを想起させる

決して荒波ではない世界

あくまで抑揚に過ぎない

そこに理想はある

絶望はしなくてよい

人に理解されなくとも

銃口を向けられようとも

理解するヒトもいる

似た方向を目指すヒトもいる

この詩を盲信ではなく広く知る

そして前を向けば

可視海はすぐそこにある

そして、Phonon Belt へ続く。


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