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田舎の未来と妄想の夏

世間は夏休みらしいですね… 夏休みといったらSFと作文だと相場が決まっているので(強引)、限界集落に住んでいる自分ならではの妄想作文をしてみました…


…少子高齢化と産業構造の変化によって日本経済が右肩下がりになり、多くの行政がその機能を縮小せざるを得ない、あるいは統廃合を免れなくなった近未来。
日本の地方では、高度経済成長期から続いてきたスロープ化も落ち着きをみせ、コンパクトシティ化が進んでいた。
一方で、かつて限界集落と揶揄され、コンパクトシティの流れから取り残された日本各地の小規模コミュニティは、半ば見捨てられるように、その多くが姿を消していったが、一部はその公共インフラやサービスの一部の維持管理を民主導による第二の行政を稼働させることにより存続している。
そして、それらのデジタルレイヤーのプラットフォームとして利用されるのが、パブリックチェーンを活用したDAO(Decentralized Autonomous Organization)だ(ガバナンスのこと考えると完全な分散型自立組織にはなり得なさそうだけど)。

DAOには地縁に基づく住民の他に、対象エリアの持つコンセプトやビジョンに基づいて企画される様々な取り組み(リアル・デジタルの両面において)に対して関心を寄せる多様な属性の個人・団体が参加し、旧来のそれと異なる新たな生態系のコミュニティが生まれはじめている。

その結果、日本各地の限界集落はある種のファン&プロジェクト型コミュニティ化し、つい最近openseaでとあるエリアのDAOが擬人化されたキャラのNFTが高値で取引されていることが話題になった(どうやらNFTを所有すると当地にて行われるキャラのホログラムとのキャンプに参加できるというふれこみらしい…)

また、DAOによって地域資源を活用した新産業も創出され(あるいは既存の産業の最適化が行われ)地域経済の屋台骨の役割を担っている。DAOによりソフト・ハード両面の整備も進み、各地で様々なコーポラティブビレッジ?が発生。自らのフィロソフィーや趣味嗜好、スキル、ライフステージに応じて所属するDAOを選択し、遊牧民のように移住を繰り返す人々も生まれている… 終わり


みたいな…
でも方向性としてはあながち間違ってないような気もするんですよね…

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