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「まちのことやってきた世代」からのバトンタッチ

世代交代という言葉がある。辞書を紐解くと、こう記してある。

若い年齢の層が、年配の世代に取って代わること。組織や集団で、人事が刷新されて、若い年齢層が台頭すること。

最近、仕事の関係で町会などいくつかの地元組織の会合に出ることが重なった。5つほどの会に出席したが、どの会ももれなく70オーバー団塊世代の男性の方々が参加されていた。やはりこの世代の方々が昭和の時代から街をうかしてきて、それが構造として今でも続いているのだなぁとしみじみと感じたのであった。

これを短絡的によくないと主張したいわけではなく、自治会や商店会という今ある組織の黎明期から隣三軒で参画し、酸いも甘いも乗り越えてきた世代なんだなということを重みをもって改めて感じた。団塊世代が世代交代する流れの中で、今たまたまその立ち位置にいるというのではなく、社会の構造となっている組織というのはもうずっと団塊世代そのものなのではないかと思ったりもした。もちろん場所に寄りけりですが。

そして、その下の世代の人はずっと団塊世代の下で一緒に働いてきたものだから世代交代する間もなく、引退するような流れがあるように思う。席が空かない問題。団塊世代も世代が近いあまり、仕事を任しきれなかったり、あれこれ口出ししたり…。団塊世代カムバック問題もよく聞きますね。

それに比べて、僕たち30代は恵まれていると言えるのではないか。団塊世代からみると孫世代にあたり、あまり細々と言われることがない。向こうも感覚が違うことをわかっているから、なんかよくわかんないけどもう若者に任せようか、みたいな雰囲気になることが多いように思う。僕らはこれを最大限活用して、余計なことを考えることなくじわじわと結果を出すことに集中できる、ありがたい世代なのである、と感謝しつつ頑張るのである。

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