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50年後の社会にあるべき"School"を今から創りたい

こんにちは、Neverseen Schoolプロジェクト代表の後藤です。

先日、我々の初めての活動である「キックオフ・レッスン」が終了しました。まずは、想いを形にと言うことで、限られたメンバー、限られた時間の中での準備となりましたが、普段、リモートで準備を進めているメンバー同士が実際に顔を合わせることもでき、参加者も少ないながらも、私たちの創りたいものの一端を感じてもらういい機会となりました。

準備風景_1

※準備中の一コマ

この取り組みを通じ、改めて、本プロジェクトとして目指していく「学校」の教育理念を立ち止まって見直そう、とメンバー同士の振り返りの中で生まれてきました。

12月中に、メンバーと若干名の外部の方を交えて教育理念の見直しを進めていく予定ですが、その際のたたきとして、まずは代表として思うことをここに記しておきたいと思います。

今、改めて僕が考えている教育理念は、これです。

20年後、50年後の社会を想像し、柔軟に生き抜く力を身に着けること。そして、そのために、生徒だけでなく教師も親も、そして関わる人みんなでその機会や環境を作っていくこと

僕たちは「まだ見ぬ学校 ~Neverseen School」という標語を掲げて活動してきています。今ではその、発端の経緯は忘れてしまうくらい、当たり前になってきていますが、それは、この変化の激しい社会の中で求められるスキルは当然、どんどんと移り変わっていく中で、旧来の学校制度による弊害や、ままならなさを感じる中で、メンバーの中で響いた一言として取り上げられたものだったのだろうと思います。
そしてこの標語を改めて考えるに、これまでの学校教育と違う期待感をこの言葉に感じる理由の一つが、この変化の速い社会の中で過去からの積み上げの上に成り立つ「学校」という組織に限界を感じることなのではないかと思うに至りました。

この理念に込めている想いは大きく二つあります。

まず、我々の生きている社会はとても変化が速くなっているということ。例えば10歳の子供が成人を迎えるまでに、使える技術は進化し、生活様式もがらっと変わってしまう可能性は大いにあります。むしろ、そうなるものだと思った方がいいでしょう。そういった社会の中で、この「変化」を念頭におかずに教育を考えることはできないと考えるからです。予想は外れるかもしれないですが、20年後の社会を見通そう、という姿勢は常に持っておくべきだと考えています。

次に、この変化の速い社会においては、教育現場で求められる「先生」像もこれまでとは全く違うものになるということです。「先生」とは文字通り「先に生きている人」ですが、どんなに先に生きていたとしても、社会の変化の前には、等しく「同時に直面する人」でしかないからです。もちろん、色々な失敗や成功を人生の中で経験している分、できることは多いですが、変化に対応するという点においては、先生も生徒も、そして親を始めとした周りの全員が、一緒に肩を並べて考えるべきものではないでしょうか?

この理念を体現する学校は、まずは設立時点で、しっかりと20年後から50年後の社会を想像するというところから始めないとなりません。その上で、その社会の中で、成長した子供たちが生きている姿を想像し、そのために必要な学びを考えることが求められます。

もちろん、変化に対応するためには、基本的なスキル・能力を身に着けることも必要でしょう。僕は、それは、大きくは論理的思考力とコミュニケーション力の二つだと思っています。これを「読解力」と名付けて、身に着けるために必要な講座を改めて打ち出したのが、先日のキックオフ講座です。この2つの能力については、時代が変わろうとも普遍的に必要であると考えます。

さて、改めてですが、この教育理念について、まずはプロジェクトメンバーの中でも検討会を進めていく予定です。12月中に、理念部分の再構築を進め、キックオフ・レッスンの成果を踏まえながら、再スタートを踏み出す予定です。

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