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【雀魂】あんまり強くならずに雀聖に昇格できた理由

雀豪初昇格(2021/9/28)以来の認定書

雀魂で鬼打ちを続けて早1年。

先日(2023年11月23日)、雀魂で初めて雀聖に昇格しました。雀豪昇格から約2年2か月でようやく掴んだ昇格です。
今回は自分のためのメモも兼ねて、昇格までに行ってきた努力や工夫について説明したいと思います。

ただし一つ注意があって、雀力向上を期待している人にとってこの記事は大して役に立ちません。雀力向上は雀聖昇格までの手段の一つに過ぎないと割り切って、雀力以外の面で昇格を目指しました。


①金の間で打つ

皆さんの中にこのような経験がある方はいないでしょうか。
「ある日下振れを引いて雀傑3に降格してしまったが、金の間でバカ勝ちしあっという間に雀豪に戻ってきた」
雀豪1で停滞していたり、雀傑と雀豪を行ったり来たりするいわゆる金玉(ぎょく)ルーパーであれば、金の間で勝ち越すことはそう難しくないはずです。

そう、玉の間で勝てずに伸び悩んでいる人のほとんどは金の間で打てば勝てるんです。

具体的には、4着率を20%未満に抑えれば雀豪として金の間で打ち続けていてもポイントを増やすことが出来ます。雀魂牌譜屋で1か月単位の着順分布を観測しながら放銃率と和了率のバランスを見て押し引き感覚を調整してみると良いと思います。

「雀豪なのに金の間で打つなんて恥ずかしい…」という考えは、真剣に昇格を目指す上ではあまりにも甘いです。他の雀豪がこの戦略に気付く前に金の間に籠り、さっさと昇格してしまいましょう。

金の間で打つ時のコツ

金の間は、玉の間と比べて被リーチ時の押し返しが強いです。中張牌待ちの愚形リーチはたいてい押し返されて潰されてしまうため、役無しドラドラくらいでもダマからの好形変化を待ち、オリるときはオリてしまう方が着順は守りやすいと思います。(相当ヤバいこと言っているのは分かりますが愚形待ちはそれだけでリスクです。このリターンを取り逃してもラスになるとは限らないし、雀豪ならどこかで点棒を拾えます。)

押し返しが強いということは、裏を返せば好形聴牌はかなり和了りやすいです。器用に打ちまわしているというよりかは真っすぐ不要牌を切ってくる印象があるので、他家が使いにくい牌を待ちにすればかなりの出和了り率を稼ぐことが出来ます。
多面待ち、端にかかる待ち、字牌待ちでリーチをかけて一発をたくさんもらいましょう。

また、大明槓の出現回数が非常に多いのも大きな特徴です。過剰に警戒せずに、裏ドラが増えてラッキーくらいの気持ちで構えてよいと思います。

②PCで打つ(12/2追記)

雀魂にはアシスト機能というものがありますね。
玉の間以下限定で、ドラが光る、聴牌時に待ち牌と残り見た目枚数表示、役あり/なしの表示、フリテンの表示、そしてカーソルで選んだ牌が暗転されます。

このカーソルで選んだ牌が暗転、という機能が重要で、PCで打っているとマウスカーソルで手牌を端からカラカラ…とすれば、既に切られている現物を一目で把握することが出来ます。
リーチを受けてベタオリする時だけでなく、場に安い色・高い色、切られた牌の多寡から最終形になりそうな待ちの良し悪しが判断しやすくなります。

スマホアプリ版ではタップして選んだ牌しか暗転されないためカラカラは出来ません。この機能をフルに活用するためにもPCで打つことがおススメです。

③雀魂の設定を工夫する(12/2追記)

苦手なキャラボイスはオフ

聞いててイライラするキャラボイスがあったら、即刻オフにしましょう。麻雀中に頭に血が上ったら、その先には大抵負けしか待っていません。対局中でも右上の設定ボタンからキャラ別のボイス音量を設定出来ます。

逆に、対戦相手をイラつかせるボイスのキャラを使うのも手だと思います。私は好きなキャラを使う方を優先していますが…。

BGMはオフ

私は鬼打ちする際に同じBGMがずっと流れるのが嫌でBGMはオフにしています。長時間打つならオフが良いと思います。
ただ、相手のリーチBGMだけ爆音にしてリーチを見逃さない(聞き逃さない)という手もありますのでこの辺の設定はお好みですね。

宣言牌が見づらくなるリーチ演出を採用

私はかつて期間限定で排出されていた「量子知能」を愛用しています。
宣言牌が一瞬だけ隠れるためリーチを受けた相手の思考時間を奪うことが出来るのです。ほんの僅かな時間ですが、一発消しや安牌探しの思考時間を減らすには十分です。

恒常だと宣言牌が隠れる演出はあまり無いので、期間限定のリーチ演出が出たらチェックしましょう。アプリ版でのみ、祈願(ガチャ)詳細画面で演出を再生できますのでお見逃しなく。

この一瞬で相手の時間を奪う。

④疲れているときには打たない

私も一介のサラリーマンで、月に40~50時間は残業しています。
仕事終わりの疲れた頭で麻雀を打っていれば押し引き判断も場況把握も安牌探しも鈍くなり良いことなしです。
せめて入浴後に疲れを癒した状態で、寝る前に体を冷ましながら打つくらいが良いでしょう。

⑤休日は鬼打ちに使う

逆に、体力万全の休日は鬼打ちに使います。私の最近の生活で言えば、土曜に洗濯機回して洗濯が終わるまで雀魂(2半荘)、コインランドリーで乾燥させながら買い物をしてエナドリとスナック菓子を揃える、帰ってきたらこれを材料に寝食を忘れて鬼打ち(40半荘)。
これを続けて、平日も毎日2~3半荘打っていれば1か月で200半荘弱くらいにはなると思います。

今調べたら、直近1年(2022/11/25~2023/11/25)で2,456半荘打っていました。本格的に雀聖を目指し始めたのが去年の10月くらいからなのでコンスタントに200半荘/月を打ち続けていたことになります。

平日休みはチャンスかも

体感として、有給を取得した平日に打っていた際は成績が良かったです。アクティブプレイヤー層に違いがあるのかもしれませんが理由はあんまり分かりません。

⑥好きなキャラには課金しよう

ゲーム代金だと思って、お気に入りのキャラがピックアップになった時にでも思い切り課金しましょう。
好きなキャラで打っていればやる気が上がります。

⑦やっぱり雀力を上げる

雀聖になりたいと思ったら、雀力向上からは避けられないのかもしれません。
具体的な方法論などは大して持ち合わせていませんが、雀力向上において役に立ったコンテンツをいくつか紹介します。

Mリーグ(場況、山読みを知る)

https://m-league.jp/

プロ麻雀の放送対局を見るだけである程度の雀力向上に繋がりますが、その中でもやはりMリーグはおススメです。
まず対戦者のレベルが高く、解説もわかりやすく実況も派手、何より映像がカッコよくて見やすいため見続けるにあたり苦になりません。

放送対局を見て得られる知識としては、
4人の手を同時に見られることから「他家が何の牌を使っているか」「自分の待ちがどれだけ山に残っているか」を想像しながら打たなければいけない、すなわち「場況」や「山読み」の概念が直感的に理解できます。
また、自分ならどう打つか考えながら見ていると、想像もつかなかったプロの選択を見て戦略の引き出しが増やせるのも大きなメリットです。

雀聖到達計画(メリハリ、配牌オリを知る)

VTuberの朝陽にいなさんと、KADOKAWAサクラナイツの渋川難波プロによる麻雀講座シリーズです。実戦を打ちながら後ろで渋川プロが直接指導する形式のため、配牌から終局に至るまでトッププロの思考を追い続けることが出来ます。
生徒役の朝陽にいなさんも「雀豪から雀聖に上がりたい」というレベルのため指導内容もちょうど役に立つものばかりです。

この講座では「良い手はまっすぐ和了りに向かう、悪い手は始めからオリ方を考えておく」というメリハリ麻雀を根幹として教えています。渋川プロの説明ぶりはやや極端に感じるところもありますが、メリハリを意識して、オリるべき時には配牌オリまでするという考え方は非常に役に立ちました。

強い人に後見してもらう(自分の打牌を考え直す)

麻雀の強い友人がいる方は、Discordの画面共有をして段位戦で対局しながら自分の麻雀を見てもらいましょう。一つ一つの打牌に対してコメントを受け取れるため、どんな意味があって打牌を選んだか常に考える癖が付きます。
私はMリーグや雀聖到達計画を見て守備に意識が向き過ぎていたところ、その前提として必要な「最序盤は限界まで手を広げて和了り逃しを減らす」という考えを改めて強く認識しました。

しかし、教える側にあんまりメリットが無いのでほとんど実践できていません…。

戦術本を読む(戦略の引き出しを増やす)

戦術本を読むのも麻雀の勉強の基本ですが、何冊も本を買うのは金銭的な負担が大き過ぎます。そこでおススメなのがKindle Unlimited(980円/月)です。
UnlimitedタイトルにはMリーガーを始め有名プロの著作が大量に含まれており、幅広い考え方を知って知見を広めていくには最適なサービスです。
戦術本サブスクとして大変便利に使わせていただきました。

大量にあるUnlimitedタイトルの中でも何冊かおススメの本を紹介します。

小林剛『スーパーデジタル麻雀』

U-NEXTパイレーツ小林剛選手の著作です。小林選手らしく、和了率を上げて、でも守備は固く戦うための戦術が理論的な説明でたくさん詰め込まれています。
堅物なイメージのある小林選手が書くウィットに富んだ面白い文章が好きでお気に入りの一冊です。

ASAPIN『最強位・天鳳位・雀ゴロ 天才雀士3人に麻雀のことを聞いたらバカ勝ちできた。』

ASAPINこと元U-NEXTパイレーツ朝倉康心プロ(出版当時はプロではないですが)の著作。
鈴木たろうプロ(最強位)、就活生氏(天鳳位)、青柳氏(雀ゴロ)にASAPINが質問をぶつけて、様々なルールでの戦術の違いを明らかにしていくという構成になっています。
体系的に戦術を学ぶというよりは、普段打っていて疑問に思っていた細かい点を勉強しなおすための本という感じです。

基本的に実戦譜が出てこないため、各強者の一般的な考え方を広く知ることが出来ます。また、対談メインということもあり、会話ならではの「理論的に体系化するほどじゃないけど役に立つ知識」が多く語られているのもこの本の魅力です。教科書には書いてないけど講義だからこそ言える豆知識、みたいなものだと思ってもらえれば重要さがよく分かるのではないでしょうか。

平澤元気『絶対にラスを引かない麻雀 ~ラス回避35の技術~』

YouTubeの解説動画でもおなじみ平澤元気プロの著作。
天鳳ルールを中心に、ラス回避するためのテクニックが詰められています。守備のための具体的な技術のほか、点数状況判断やアシスト・差し込みを駆使して成績向上を目指すゲーム回しの考え方がよく理解できると思います。

滝沢和典『滝沢和典の麻雀読みの公式』

KONAMI麻雀格闘倶楽部 滝沢和典選手の著作。タイトルの通り捨牌読みに関する基本的な考え方を説明しています。
私は読みはほとんど戦略に取り込んでいません(ブロック構成読みとチー出し周辺の警戒ぐらい)が、この本で基本的な読みの考え方を知ることで、牌譜検討がかなり面白くなりました。対局時は「こんなもんかな~」と待ちに当てを付けて、牌譜を見て答え合わせをしながら読みの精度を少しずつ上げるのを楽しみにしています。

矢島 亨『規格外の打ち筋! 高打点鳴き麻雀』

プロ協会の元雀王 矢島亨プロの著作。矢島プロはタイトルにもなっている「高打点鳴き麻雀」を代名詞としており、その思考の一端を知ることが出来ます。
本当に簡単に言ってしまえば「対々と混一を目指そう」という話なのですが、実戦譜を交えながら、打点が必要な状況とは何か、どんな配牌なら満貫以上に出来るか、具体的にどうやって対々や混一に寄せるのか、などが記されており、絶望的なラス目など絶対に打点が必要な時に速度を確保しながら打点を作る選択肢を知ることが出来て非常に役に立ちました。
特に実戦譜で紹介している切り出しはショックを受けるような選択ばかりで、安易にマネしようとすると痛い目を見るのも想像に難くないです。

番外編 Unlimitedタイトル以外のおすすめ
福地誠『令和版 現代麻雀 押し引きの教科書』

戦術本を紹介するにあたりこの本はさすがに欠かせません。
なかなか教科書通りに進められない押し引き判断の、間違えがちなポイントを的確に紹介した一冊です。各ケースに対する「押し」「鉄押し」「引き」「鉄引き」「微妙…」の5段階の答えを見ながら、押し引き判断をブラッシュアップしていくのに最適。

以上です。これであなたも雀聖ライフ!
雀魂IDを置いておくので、この記事が役に立ったらフレンド登録よろしくお願いします。

プレイヤーID:78586118

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