見出し画像

私とヨウジのその後

そういえば、フラグだけ立てておきながら、ヨウジとその後どうなったのかnoteを書いていなかった。
……ということで、時間は経過してしまったが記録しておく。

前回の記事はこちら

初めて試着した日の2日後。
早速私は2回目の試着をしに、お店へと向かった。
前回対応してくれた店員さんはいなかった。

気になっていた洗濯問題。
洗えるのか洗えないのか、どっちなんだい。
店員さんに尋ねると、自宅では洗えないとの回答。
試着したシャツだけではなく、全て洗えないらしい。
まじか……。
ヨウジ、全く、手のかかる服だぜ……。さすがだな。

でも、やはり気になるし、もう一度試着してみることに。
先日履いたパンツも素敵だったけれど、素材がちくちく感じてしまったので、シャツに似合いそうな別のボトムスを見繕ってもらった。

上下を着て、全身を鏡を見てみる。
……あ、れ???
この前みたいな感動がない。
もしかして、あのパンツも込みでよかったのだろうか。
それか、前回と眼鏡が違うから、印象が変わったのかもしれない。
(前回はグレー系のカラーレンズだったが、普通のレンズ)

それでも、やはりヨウジを着ると、かっこよさを手に入れることができ、新しい自分にも会えたので、欲しいという気持ちは止まらない。
店員さんに品番を控えていただき、家に帰った。

それからいろいろ考えた。
まず、洗濯問題。
自宅での洗濯は不可。
それでも欲しいと思えるか?
シャツを自宅で洗えないのは正直きつい。
汗もかくだろうし、汚れも気になる。
値段も値段だし、自己責任で洗う勇気もない。
ヨウジを迎える覚悟が、私にはなかった。

次に、どんな場面で着るのか問題。
職場?
そぐわない服ではないけれど、強さを出していきたいような業務内容ではないし、自分は戦いながら仕事をするタイプではないので、ちょっと違うかもしれない。
休日?
ヨウジの服にも遊び心は感じるけれど、もっとわくわくなるような服を着たいかな。
ヨウジと言えば、反骨精神。
社会がクソだと叫びたくなる時もあるけれど、ヨウジの服を装備しない自分自身のままで叫びたい。

そんなこんなで、文字どおり私に夢を見させてくれたヨウジとは、付き合ってもないけれど別れることにした。
ありがとう、ヨウジ。
あなたが必要になる日が来るかもしれない。
その日までさようなら。
(多分、また試着はするけど。)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?