わけもわからず生きている
とりあえず書き始めてみる。日記である。
インプットが足りない、と感じている。そのせいで、日記を書くことにあまり気が乗らない、と推測する。
自分が何かをする理由、あるいは何かをしない理由について、推測するという程度の認識しか持てないことがあるのは普通のことだ。人間というのは、わけもわからず生きている。たぶん生きている理由がわかったら死ぬのだろう。
英語配列のHHKBにも少しだけ慣れてきた。とはいえ日本語配列の習熟度が100%だとすると、英語配列の習熟度は15%くらいの体感だ。コピペのためにテキストを選択する操作などがむずかしい。
ところで僕は日記にすべての出来事を書こうと思っていない。たとえば午前中はどこに行って何をした、何を食べてこんな味だった、というようなことをいちいち書いていたら、読めるものにならないと思うからだ。自分自身ですらそんなものは読み返せないと思っている。
だから僕の日記では、「これ」というトピックを見つけたら、それについて詳しく展開することにしている(とはいえ厳密ではなく、断片的に出来事を書くことを禁止しているわけでもない。しかしすべての出来事を等価に扱ってしまうと文章にとっかかりがなくなるので、どれかひとつはほかのものより詳しく記述し、重み付けをしようと意識している、という意味だ)
けれども今日は、これというトピックが見当たらない。外出や外食や買い物をしたし、家族といっしょにいろいろな行動をしたけれど、詳しく展開したいと思えるものがない。
大したことをしていないせいもあるかもしれないが、それより僕の頭が、あるいは目が、あるいは精神が、サボっていた可能性の方が高い。あまり考えずに、それこそわけもわからず休日を過ごしていたのだろう。
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