社会は着実に進化を続けいている。(「IKEBUS(イケバス)」リポート)

「IKEBUS」ってなんだ。という人も多いことと思う。これは、池袋周辺を巡回している、いわゆるコミュニティーバスである。コミュニティーバスは全国各地でも走っている。今回の「IKEBUS」はただのコミュニティーバスではない。10輪駆動の電気バスである。

(写真↓:IKEBUS右側面 by Response.20th)

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写真にあるように片側5輪、両側だと10輪になる。それぞれのタイヤ内にモーターが設置(インホイールモーター)されており、10輪駆動ということになる。これまでのバスといえば、後部エンジン後輪2輪駆動が主流である。乗用車でいうFR車である。車体の色は「赤」「黄」の2色。殆どは「赤」で「黄」は1車両のみだ。

(写真↓:車体の色 byウィラコレ! )

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(写真↓:バス内部 by オリジナル)

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(写真↓:バス内部 by by WILLER)

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このバスの内装デザインは「水戸岡鋭治 氏」、鉄道ファンなら「あーあの水戸岡 氏」と、すぐにピンとくる乗り物デザインの大御所。

例:1.JR九州→「ななつ星in 九州」2.第3セクター鉄道・しなの鉄道「ろくもん」3.岡山電気軌道のLRT(次世代型路面電車)「MOMO」・etc 例をあ上げれば数しれずである。

(写真↓:バス運転台 by オリジナル)

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運転台は、電気バスならではのスッキリとした仕様である。余計なメーター類・レバー・装置は排除されている。広告も一般のバス・列車の紙&内容を満載と違う、単純に「広告主名」をペイントしただけのもの。

(写真↓:車内広告 by オリジナル)

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(写真↓車椅子用リフト<車内から> by ウィラコレ!)

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(写真↓:車椅子用リフト<車外から> by WILLER)

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さらに一般のバスには見受けられない車椅子用リフトがある。バス最後部にリフトが設置されている。

(写真↓:運賃箱 by ウィラコレ!)

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運賃箱はバス入り口に設置されており、一回乗り:大人200円 子供・障害者・高齢者 100円だ。運転手に申し出れば、1日乗り放題乗車券:500円を購入できる。

(写真↓:1日乗り放題乗車券 By オリジナル)

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IKEBUSには、A(赤)ルート・B(青)ルートの二系統がある。今回はAルート(1周約40分)を選択した。

(写真↓:Aルート<赤>・Bルート<青> by WILLER)

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途中「豊島区役所」バス停で運転手の交代が行われた。運営主体が「豊島区」。運行委託をされたのが長距離高速バスで有名な「WILLER株式会社」だ。「豊島区役所」バス停では運転交代する複数の運転手が待機していた。

JR池袋東口にあるIKEBUSの乗り場は初めてではわかりにくいのでお伝えしておく。JR池袋東口改札を出て東口方面の案内表示に従って、表示通りに歩いて約5分。駅ビルから外に出た。乗り場はどこかわからずにキョロキョロして右手を見ると駅ビルに入っている「宝くじ売り場」を発見。売り場職員に「IKEBUS乗り場はどこですか?」と聞くと、「すぐそこ」と指示してくれた。結果宝くじ売り場を振り返るとIKEBUSの乗り場があった。バス停の上にマスコットのフクロウの「イケちゃん」がちょこんと乗っている。下の写真ではわかりにくいが、バス前方上にも乗っている。

(写真↓ 池袋東口バス停 by ウィラコレ!)

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(写真↓:マスコットの「イケちゃん」By ウィキペディア)

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IKEBUSに乗るまで色々あったが、いざ乗ってしまうとあっという間の約40分であった。乗り心地は電気自動車特有の「ウィーン......」という音がするだけでディーゼルバスのようなエンジン音は全く無い、すこぶる静か。当然だw。スタイル・乗り心地ともにまさに次世代バスであることを実感した。乗りながら、今は電気バスなのだが数年後にはモバイル5Gが発展し、自立型自動運転バス(運転手がいない)が走っているのだろうなと近未来に思いを馳せた。

以上、「IKEBUS」乗車リポートでした。

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