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「新型ベーシックインカム」を推奨する理由(より素晴らしい人生を送るために...)

最近、俄に「ベーシックインカム」が世界中で議論・検討が再燃している。今後の災害・社会状況から見込まれる必要性を感じているからだ。ベーシックインカムについては、200年以上議論の歴史がある。発生しては消えが繰り返されていた。今回の再燃は、これまでのそれとは様相が違っている。

シンギュラリティーによる世界変化の激動、人の動きのダイナミックさがこれまでと全く違う。経済もベーシックインカムに見合う発展をしている。いよいよ導入の環境が整いつつある。もちろん環境が整っていない国もあるが、日本が先頭を切って導入すべきだと思っている。それによりお手本になることが即ち国際貢献になる。これまでODA(お金)で国際貢献をしてきたが、今後は社会システムで国際貢献をするべきであると思っている。

さて、「新型ベーシックインカム→以後、新BI」であるが、これまで議論されてきたベーシックインカム(以後、旧型ベーシックインカム→旧BI)との違いを説明する。

旧BIは「生活に必要最低限」・「5〜7万円/月/人」・「財源は税・国債」。これに対し、新BIは「生活に必要充分」・「30〜50万円/月/人」「財源は政府通貨」「非課税」「物価スライド制」である。明らかに内容が異なる。

新BIを推奨する理由。

1.7万円であると、単身では家賃で終わる。他の生活費用はこれまで通りの方法で収入を確保する必要がある。これでは意味がない。ブラック企業でも働かざるを得ない。ほんとうにやりたい仕事(活動)を目指す。本当にやりたい活動は基礎生活が安定していて初めて実現できる。

2.財源が「税・国債」であると自ずと上限にキャップがかかる。すると理想的な新BIが達成できない。→現在の財政だと予算のぶんどり合戦になる。

3.ベーシックインカムは「必要最低限な生活」である必要はない。政府通貨を財源とすることにより、30〜50万円いやそれ以上も可能だ。30〜50万円の根拠は、現在の物価水準で単身生活においてキッチリ額+αの額即ち「必要充分な生活」となる。

4.新BIでは給付に対し非課税とする→国民の基礎生活に対しての所得税は意味がない。以下の通り。

新BIを実施する上では、「デュアルエコノミー」下である必要がある。すると上記4.が成り立つ。また、積極財政出動によるインフレに対応し生活水準を保つため、物価スライド制とする。ベーシックインカムは社会経済とは隔離し、安定的な基礎生活を営むための配慮が必要だ。

以上のとおり「新型ベーシックインカム」を推奨する。

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