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武尊山 - 青の世界へ / 0106

今日の良

・雪山の武尊山!爆風の北横岳に行った時、装備が充実してきたおかげであんまり寒くなくて、寒くないなら雪山ってただ楽しいだけで最高じゃん、となり、雪山にどんどん行きたい!というテンションになっていた。最近タイムズでかかる交通費のコストに辟易していたところなので、実家で母に四駆スタッドレス車を借りられてとてもありがたかった。これからも交通手段はなるべく工夫したい!

・寄居から武尊山が近すぎて感動した。今回からきちんと山の下調べするぞ!と意気込んでいたので行きの電車でするつもりが、急遽車で行くことになってその時間がとれず結局普段と変わらなかった(いや前日までに調べないと意味ないやんけー!)
なので少しの後ろめたさと共に夏に登った時の記憶で「裏見の滝駐車場だっけ?あ、今回はリフト利用だからちがうか」とジュンに言ったら「登山口の名前よく覚えててえらいねぇ」と意に反して褒められてラッキーだった。

・今回はゲレンデの奥へ登っていくパターンだった!2本リフトを乗り継いだ。まず、ここのスキー場(調べたらオグナ武尊スキー場と出てきたが、そんな名前だったか…?)がとても安全対策がされていてすごかった。ココヘリに必ず入会しておかねばならず、してなかったらレンタルするらしいし、下山証明のために補償金も預けた。くるまのナンバーも伝えておかねばならなかったのに、実家の車なせいでわからず、その場で母に電話したがわからず、保険会社にまで電話した。まさか山登る前に保険会社に電話する日が来るとは。とにかくちゃんとしていた。
そして、大変人気のスキー場なようで、お客さんがとてもたくさんいたし、若者がめちゃくちゃ多かった。普段、登山口って、自分たちより年配な人か、若者がいても素朴なタイプとか静かな雰囲気の人が多いので、横ノリ系の若者がうじゃうじゃいることにビビってしまった。確実に浮いてたし(別に浮いててもいいんだけど)、ものすごい異空間に来てしまったような感じだった。同じ山にいるのに、ファッションとか趣味とか全然ちがうんだな、というのがなんかおかしかった。

・リフト券をタッチしたらゲートが開くことに感動していたら、ジュンに「あんまスキー場来ない?」とマウントを取られた。
今月末にジュンアテンドでスノボをする予定になっており、参加メンバーが私以外全員乗り気だから私も流石に観念することになった。ちょっとだけ楽しみ。ちょっとだけね。

・リフトで行ける1番高いところまで運んでもらった。1番上のリフトは「まもなく終点です。フード、およびセーフティバーをあげてください」とまあまあのボリュームかつ間隔なく言っていて、ここにずっといる人は頭おかしくなるんじゃないかと思った。
リフトを降りる時に、私たちが滑らないようにリフトの人が、多分リフトをゆっくりにするか何かのボタンを押してくれていて、こんだけスノボが多いのに登山客のためのマニュアルがあるんだと思ってなんか嬉しかった。
リフトで登っていく時に、奥にこれから登る山が見えて、茶色くてチラチラ雪がかかっているのが完全にガトーショコラだった。黒斑山よりこれの方がガトーショコラじゃん!と言った。

・母に借りたアイゼンを装着した。1年ぶりだったが、自力で装着できた。と思っていたが、緩かったらしくジュンに後から直してもらった。やれやれユウちゃんたら(人ごと)

・アイゼンと登山靴とピッケルが慣れなくて、とても歩きづらかった。登山口からあがるほんとちょっとした登りですんげぇ疲れた。
ジュンに、ピッケルは山側でもつ、ということともつ向きを教えてもらって、それを忠実に守った。絶対に危なくなりたくないし、絶対にジュンに怒られたくなかった。て思ってたのにピッケルを持ち始めた1分後に「ユウちゃん、ピッケル振り回さないの」と怒られて振り回していた自覚が全くなかったから、ガーンと思った。

・もうずっとものすごく、ものすごく晴れていた。高速の時から晴れていることは気づいていたが雪山に来ると雪の白とのコントラストで空がものすごく青くなる。なんなんだ。奥に行けば行くほど、青の色が濃くなって群青みたいになっていた。このグラデーションが、現実から異世界へつながる通路なんだ、みたいに思えて、山に登ることに特別感をより感じてしまった。だって、リフトで行ける頂上より、山に登って行って山頂でみる空の方が圧倒的に青いんだよ。同じ空を見ているように思えて、滑り降りていく人たちは知らない、登山家だけの青なんだと思うとすごく特別感があるし、自分が尊いことをしているように思えた。

・谷川連峰が左側にずーっと見えて、白だから際立っていてドヒャーって感じだったんだけど、登れば登るほど見える範囲が広がって、どこまで続くん!?となった。ロマンだった。

・ジュンの帽子がハットみたいな形で、ピッケルを持っているのが、ジェントルメンがステッキ持ってるみたいにどうしても見えて、可愛かった。「山版ジェントルメンだね」と言ったらキングスマンの真似をしてくれて楽しかった。

・青と白が綺麗すぎて、写真の撮り甲斐があった。から立ち止まっているのだが、普通に疲れて早く歩けなくて休憩する意味ももちろんあった、基本的にジュンの背中を追いかけていた。

・雪のキャンバスがそこらじゅうにあるし、ピッケルというおもちゃも持っているから落書きしたくなるんだけど、ジュンがJPのサインを書いたが下手くそで、「下手くそー」と言って横に書いたが全然上手く書けなくて「ウン」となった。雪が崩れちゃうんだよね。
みんな同じように落書きしたくなっているみたいで、途中の道に何度も落書きを見つけた。魚の絵、くじらの絵を書いている人がいて、「わかる、雪山って海の中だよね」と心の中で共感していた。

・スキー場でペンギンの形の雪だるまが作れるケースが売っていて「欲しいー」と言っていたんだけど、そのケースで作ったペンギンが3体並んでいて嬉しかった。買ってないのに作った気分になれてラッキーだった。晴れているからなのか気温が高いからなのか、エビのしっぽの氷版みたいな楽しいやつがたくさん会って、それをとってペンギンに被せたらお地蔵さんの笠みたいになった。ペンギンズを思い出した。3体なので、新人がいない。

・晴れすぎてて暑いほどだった。サングラス必須。たくさん着ていたが暑くてお互い登る時は1番の薄着姿になっていた。風もないし、立ち止まって写真を撮る時間も全く苦じゃない。雪山日和すぎる。

・夏に登ったコースと逆から行く感じが楽しかった。剣ヶ峰山のとんがりぐあい、夏の時もすごいなーと思っていたけど、雪だとさらにそれが際立っていた。登るのは大変だけど、かっこいい。
ジュンが剣ヶ峰山を掴むポーズをしてくれた写真、何も掴めていないがすぎてもはや掴もうとしていることにも気づけないくらいの写真が撮れて楽しかった。

・今年は雪が少ないらしく、植物たちが埋もれ切っていなかった。前来た時には全て埋まって真っ白だったらしい。それも見てみたかった。
石楠花がたくさんあって、花芽を宝探しのように探した。石楠花の上を通らないと行けないシーンが何回もあって、アイゼンも履いているし、とても申し訳ない気持ちになった。

・剣ヶ峰山のとんがり方がものすごいのでどう考えてもこれがピークに見えるのに、その奥の武尊山のほうが高いことが信じられない、と思っていたけど、一生懸命登って剣ヶ峰山を振り返るとちゃんと自分だちの方が高いことがよくわかって、楽しい気持ちになった。

・雪山の時はカルピス1本で足りるイメージだったけど、ちゃんと飲み切ってからになった。からになったカルピスを雪にかざしてみたら、もう一度満タンになったみたいになったので写真を撮った。

・途中で「そういえばどんくらいきたのかな」と思ってYAMAPを開けたら、まだ1.8kmしか歩いてないし、2時間しか経ってないし、消費カロリーも500とかだったので、「そんなはずないだろ、おかしいだろ、絶対おかしいよ」と私の中のシンジくんが目を覚ましてしまった。

・武尊山の登りがきつすぎて悪態つくモードに入っていた。こないだ2023年の振り返りで「体力ついた!」と喜んでいたばかりだったのでガーンという感じだった。歩きづらくて地面ばかり見ていたし、初心者の気持ちをまた思い出していた。体力ついたとはいえ、雪山はまた別物なんだな、と考えていた。でも、ということは回数を重ねて行けば慣れるということだから頑張りたい。まじで疲れた。めっちゃ文句言った。(山に)

・初めて視聴者さんに3グループも声をかけていただいて、とても嬉しかった!しかも、私がちょうど「疲れた無理」となっているタイミングで等間隔に声をかけてもらえて、元気の供給がされてありがたかった。1人目の人は、前にも同じ山に登っていて、すごい!となった、遠くから写真を撮ってくれてたらしく、嬉しい。同じグループの女性が可愛かった。2人目の人は、「ファンなんです!会いたいと思ってたんです!」ととても喜んでくれた。(ジュンが声をかけられていたが、その時私は疲労のピークでかなり遅れていたので、ジュンに追いつく理由ができてありがたかった)3人目の方は3人グループだったんだけど、赤青黄色のカラフルなトリオで、可愛かった。

・木に、雪じゃなく氷がくっついている感じで、葉が多い木にくっついている氷を見てジュンが「揚げ玉みたい」と言ったせいでどうしても丸亀が食べたくなってしまい、下山してから丸亀製麺にいく約束をした。早く下山したくなった。

・みかんを持ってきていたので、埋めておいて帰りに回収したら冷凍みかんになるかな?と話したけど、山頂で食べたいのでやめた。そしたら下山の時に、私がみかんを埋めようとした場所に座って休憩している人がいて、この人をどかしてみかんを回収するの忍びなさすぎるから、うめなくてよかったと思った。

・武尊山に登頂したら達成感があった!昔見た雪山の那須岳を越えるくらい綺麗だったと思う!山頂で写真を撮って、剣ヶ峰山が見えるところで座っておやつを食べた。コンソメポテチが雪山に合うと最近思っている。座ってても全然寒くなかった。しあわあせ。

・帰り、剣ヶ峰山に登るところに登りがあるのをちゃんと覚えていたので(賢い)、めちゃくちゃビビっていたが、行きよりも帰りの方が登りががんばれた。少し慣れたのかな?それとも、終わりが見えてたからかな?

・普段より、無事に帰って来れてよかったという安堵感が多かった。慣れないアイゼンやピッケルで、転んだらどうしようなどという気持ちで、ずっと緊張していたんだと思う。疲れた。

・帰りのリフトで、スノボの人たちは帰りのリフトは乗らないから特別感を感じて「サイコー!」と思おうとしたけど、普通に寒くて無理なので早く終われと思った。

・下山して腹ペコの状態でわざわざ高速降りて丸亀製麺に行った。ジュンが「木についた氷見て、揚げ玉みたいだからって丸亀製麺食べにきてるの平和すぎる」とけたけた笑っていてほんとに平和だった。店が空いていたので、死ぬほど悩んで天ぷらコーナーの前で3分くらい立ち止まって何の天ぷらにするか真剣に考えて、結果2人とも肉うどんにした。(肉うどん〜!?by兎)

・2人での登山が久しぶりで嬉しかった。2024年の目標を語るポッドキャストをとったし、2024年の活動計画を立てた。ものすごく充実しそうな予感しかない!!!私もじゅんも3年目にしてどのようにYouTubeと向き合っていくか、山と向き合っていくかが明確になっているので、行動の軸ができてとてもいい。私は今年、一回一回の山を大事にしたいので、「ユウはどのくらいの頻度だったら一回一回の山に向き合えるの?」と聞かれて「週1かな〜」と言ったら「強っ!」と言われた。なので、毎週基本JPで山に行く、という日が年間スケジーるで組まれた。仕組み化された。最高。
グッズの活動締め切りも決めた。今年はとにかく
「いつかできたらいいな」と思っていた「いつか」を「今」にするんだ!何にお金と時間をかけるかしっかり決めて、それに伴った行動をする!やることを決めるなら、同じくらい、やらないことも決めないといけない。
資格取得のために、「大人受験生」みたいな期間を設けることってあると思うけど、JPもそれに近いんじゃないか?と思えた。そう思うと、自分がJPに集中することがすごく肯定できると思う!時間は有限だから、こうやって考え方を整理して、後悔ないようにやっていきたいよ。1人じゃできない。ジュンがいてくれてよかった。

・登りながらこの山は、今まで行った雪山とは違うな、と思った。黒斑山とか北横岳みたいな、普通の登山に雪がくっつきましたみたいな雪山ではなく、雪の上を歩く雪山だった。前者みたいな雪山を「楽しい〜」と言っていたが、後者は後者でまた別の魅力があった。すごく疲れるけど、終わるとまた行きたいと思う。帰ってから久しぶりに「疲れた!!」となって片付けができなかった。翌朝、体が重くてなかなか起きられなかったが、筋肉痛ではなかった。たっぷり寝たのに加えて昼寝までしたので、疲れてたんだと思う。完全に回復した。翌朝片付けをしていたら、サングラスがないことに気がついた。あのサングラスがないと雪山に行けないので、絶対に見つかってほしい…。今年のおみくじで「失物:お助けあり 出ます」と書いてあったので、見つかると信じてる。(次購入となったら同じサングラス3代目だし、いよいよサングラスにかけてるお金がやばすぎるので回避したい)


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