企業が「脱プラ」の取り組みでできることは?各日本企業の取り組み

SDGsに対応したFSC認証紙でオリジナル紙袋・宅配袋

SDGs、脱プラスチックが叫ばれるようになり、企業として何かできることはないかと考えている担当者の方が多いと思います。


大企業は早期から脱プラに向けた取り組みを実施しており、レジ袋が有料化になったことでSDGsへの関心が社会的に高まってきている影響で、ビジネスチャンスにもなると考える企業も多くあります。


今回は、企業が脱プラスチックのためにできる3つのことと、各日本企業が取り組む脱プラについて解説していきます。



企業が脱プラスチックでできる3つのことは?

企業が脱プラスチックのためにできることは3つあります。


リサイクルとのバランスを考える

無理のない範囲で脱プラに取り組む

脱プラの取り組みを顧客にアピールする


ここからは上記3つの企業ができることを解説していきます。



1.リサイクルとのバランスを考える

脱プラは「ゼロプラ」ではありません。


脱プラは資源の大量消費の抑制やごみ問題解決のための取り組みで、すでに社会に出ているプラスチック製品をどのようにリサイクルして新たな製品にするのか考える必要があります。


日本のプラスチックの有効利用率は、2019年時点で約85%と世界的に見て高く、そのうち60%は焼却時の熱を発電に活用する「サーマルリサイクル」となっており、廃棄されているプラスチックの25%は資源を循環させることができています。


大手企業では、ペットボトルをリサイクルして衣料品にするという新たな取り組みが行われており、これは企業の付加価値となっています。


今後ペットボトルの価格が上昇すれば、もっときれいに回収してリサイクルし、ビジネスを活性化させようという企業は増えるでしょう。


これは理想的な脱プラの姿で、今後このような企業が増えるのが望ましいことから、長期的な目で見て脱プラに繋がるように、すでに社会に存在しているペットボトルなどのプラスチック製品の活用方法も視野に入れた脱プラを考える必要があります。



2.無理のない範囲で脱プラに取り組む

すべてを脱プラにして再生紙やバイオマス素材を取り入れると、莫大なコストがかかります。


例えば、梱包容器や袋などにコストがかかれば、その分商品価格を上げざるを得なくなるので、このような事態にならないためにも無理のない範囲で脱プラに取り組む必要があります。


例えば、顧客が手にしてから短時間でプラスチックごみとなるストローやスプーン・フォーク、袋、梱包容器から脱プラに取り組むことで、個人が排出するプラスチックごみの量を減らすことができます。


「NETPACK」では、脱プラをサポートするFSC認証紙を使用した紙製の宅配袋をご用意しておりますので、ぜひご検討ください。



3.脱プラに取り組んでいることを顧客にアピールする

SDGsが社会的に高い関心を寄せるようになり、レジ袋が有料化されたことがきっかけでプラスチックごみを意識する人が増えたことから、レジ袋を辞退する人は令和2年11月時点で7割にものぼっています。

【参照】レジ袋チャレンジ http://plastics-smart.env.go.jp/rejibukuro-challenge/


このことから、企業が取り組んでいる脱プラに向けた取り組みを知りたいと思っている人も多く、脱プラに取り組んでいる企業の製品やサービスを選ぶユーザーも多い傾向にあります。


そのため、企業はどのような脱プラに取り組んでいるのかを、SNSや自社ホームページ上で報告し、脱プラの取り組みによってどのような成果を得たのかデータを公表することで企業ブランド力を高めることができるので、選ばれる製品・サービスを提供できるようになります。


選ばれる製品・サービスを提供できるようになれば、次の脱プラに向けてコストをかけることができるようになるので、結果的に広い取り組みを行えるようになります。



脱プラに向けた各日本企業の取り組み

サントリー・キリン…自治体や小売店と連携して、きれいなペットボトルの回収に取

り組んでいる

ユニクロ…リサイクルペットボトルを素材の一部にして、フリースやポロシャツを販売

ナイキ・アディダス…ペットボトルや廃プラスチックの素材の一部を使用した製品を数多くラインナップ

日清食品…平成18年8月にカップ麺容器を自然分解可能な「生分解性プラスチック」に順次以降

セブン—イレブン…平成19年6月に、おにぎりの梱包を植物由来のバイオマス配合素材に以降。19年11月からは、セブンカフェ用のストローを「生分解性バイオポリマー」素材に変更


脱プラに向けた各日本企業の取り組みは、一部ですが上記の通りです。


大企業ほど早期に脱プラに取り組んでおり、プラスチックごみが与えるさまざまな影響の深刻さをよく理解していると言えます。


しかしなかには「脱プラ=ゼロプラ」と誤解している企業も多く、正しい脱プラに向けた取り組みが求められています。



脱プラ宅配袋なら「NET PACK」

NETPACKでは、脱プラに向けた企業の取り組みをサポートできるFSC認証紙を採用した紙製宅配袋をご用しております。


1,000枚からの小ロットから、社名やロゴを印刷したオリジナル紙部袋・宅配袋の製造が可能です。


顧客は手に取るものの素材に注目するようになり、SDGsに取り組む企業を選ぶ時代になりました。


無理のない範囲で脱プラに取り組み、顧客に選ばれて長期にわたって存続できる持続可能な企業を目指しましょう。