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BBTクローン再生計画(26)昭和は確かに「雑」な時代ではあったけれども

私はお世辞にも繊細な男ではありませんが、そんな私から見ても、昭和というのは「雑」な時代でした。

今ではみんな食品の「賞味期限」というのにこだわったり、「配合成分」を気にしたりしていますが、あの頃そんなのはお構いなしでしたね。
「何使ったらこんな毒々しい色が出るんだ?」と悩むような着色料や、「どうしたらこんな甘味が出せるんだよ?」と首を傾げるような甘味料が使われたりしてて。

今頃になって「あの着色料や甘味料には高い発がん性がありまして」とか言われたって遅いよ!
こっちゃぁシコタマ食いまくったんだよ!!!

とはいえ「優しい時代」でもありました。
「雑」な人というのは他人の「雑さ」にも寛容で、あまり細かいことは言わなかった(まぁ「雑」だから「細かいこと」なんか言いたくても言えなかったのかもしれませんが・・・)。

今と昔、どちらがのほうが良いかとかは一概には言えませんが、現代の「細かさ」に息が詰まりそうになると、あの頃の「雑さ」がふと懐かしくなったりする・・・。
安心安全なスイーツもいいんですが、たまには「昭和期の毒々しい駄菓子」が食いたくなったりして。

画題「俺もけっこう雑な子供だったな」

昭和の小学生


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