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セージの耳打ち#162 「月5万円以上✕10年」で買える安心感

最近私が若い人に勧めているのが、「月5万円以上の貯金を10年間続ける」というもの。
最低額の5万円でも、10年間続ければ600万円貯まる計算です。
ハタチから貯めだしたら、30代になる頃にはもう目標達成できるわけですよ。

そうやって貯めた600万円をどう使うか?
昔なら「それを頭金にしてローンでマンションを買う」というのが「堅実なやり方」と言われました。
しかし、「ローン期間中に失業するリスクも大いにある」という現実が知れ渡ってしまった今、それは「ギャンブル」と改称されつつあります。

私が勧める使い方は「貯まったお金で家を一括買いできる地域へ引っ越し、そこで生活をリスタートさせる」というもの。
こうすればもう家賃にもローンにも脅かされる恐れはなくなり、わずかな金額だけでも生活することができます(現在の支出総額から住居費を引いてみれば、それがいくらなのかは分かるはず)。

日本は広いので、都会では中古ワンルームマンションすら買えない金額で庭付き戸建を買える地域はいくらでもあります。
貯金している期間中にそういう地域の情報を収集し、夢をふくらませるのも楽しいですよ。

「家が安いところ=超不便なド田舎」と思われがちですが、必ずしもそうではありません。
「利便性の良い街なんだけどブランド性が超低い」という理由によって不動産が安いところは結構あるものなんです。

都会(=ブランド性が高いがゆえに生活コストが高い場所)にしがみついてヒーヒー言ってるより、「ノンブランドな住みイイ街」を探したほうがはるかに建設的だと私は思うんですけどね〜。

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