見出し画像

セージの耳打ち#164 ビンボーから始まった人間は不安が少ない

私の一人暮らしは「四畳半一間の木造アパート」から始まりました。
台所は半畳程度の流しとガス置き場のみで、トイレはもちろんアパート共同です。
電話はもちろん無くて、かけたい時は近所の電話ボックスまで行き、こちらが受けることは不可能でした。
・・・え、風呂?
いやいやいや、トイレ共同の部屋に風呂がついてたら逆に不気味でしょうが! 嫌ですよ、そんな気持ち悪い部屋。

設備はそのように乏しかったですが、家賃は安かったんで経済面のプレッシャーは少なかったですよ。
未だに「あの頃は楽で良かったなぁ〜」と感じたりしてます。
私のような「ビンボーライフ出身者」は、大なり小なり似た感覚を持ってると思いますよ。

ぶっちゃけ、この先またあの生活に戻るようなことがあったとしてもそんなに怖くない。
これが私の最大の強みであるような気がします。
もしも第一歩からワンルームマンションとかだったら、この心境には至れなかったでしょう。
ありがとう、ビンボーよ!

いや、負け惜しみじゃないからね。

読者のみなさまからの温かいサポートを随時お待ちしております。いただいた分は今後の取材費として活用し、より充実した誌面作りに役立てていきます。