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人生リブート指南(48)自分の中の「ちっちゃなファシスト」を抑えよう

多様性とかダイバーシティとか共生社会とか、昨今の人権方面はカッコイイ言葉であふれています。
しかしなかなか状況が好転しないのは、誰の心の中にも「ちっちゃいファシスト」が住んでいるからです。

それは一見すると非常に先進的な人権活動家であっても例外ではありません。
どんなに素晴らしいことを口にしていたとしても「自分のこの考えに賛同できない人間がいるなんて許せない!」的な思いにかられてしまったら、その人は「ちっちゃなファシストに支配されている」のです。

だから私は「他人に対してご高説をたれる」前に、まず「自分の内なるファシストを抑制する術を身につける」べきだと思います。
これをしないで、ただ一方的にカッコイイことをがなり続けたとしても説得力は皆無だし、なによりミットモナイ。

このスキルは人生リブートをする際にも必要で、「他人を自分の思い通りにさせたい」みたいな黒い欲求を持ち続けていたのでは、幸せな新生活なんて決して手に入りません。
「他人を変えようと思うな。気に障るなら『ちっちゃなことを気にしない自分』におのれを変えよ」と思いましょう。
これが最も有効な「ちっちゃいファシスト封じ」ですよ。

画題「自分の中には想像を絶する誰かが住んでいたりするんです」

ファシスト


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