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セージの耳打ち#137 映画鑑賞は一日仕事だった

現在ではロードショー映画は「座席指定の入替制」ですが、昔はオールフリーでした。
どこに座るのもいつまで在館するのも観客の勝手でしたから、だから少年時代の私は「弁当持参で朝イチ入館し、夜まで同じ映画を複数回観続けた」のです。
4回ぐらいも観ると筋立ては勿論のことセリフまでも自然と頭に入ってきます。
それが現在に役立つ「創作修行」になったわけで、「人生において無駄な経験というのは無いんだな〜」としみじみ思います。

そんな少年期を送ってきたものですから、「座席指定の入替制」という近年の映画館の「管理されすぎた/合理的性を追求しすぎる」スタイルにはどうしても馴染めません。
その為、もうずいぶん前から映画を観には行ってないですね。
仕事で行ったのを除外すれば、最後に観た映画は確か『ハウルの動く城』だったような・・・。

社会全体が「合理的」という方に傾いてるんだから、せめて娯楽の場くらい「非合理的」であっていい気がするんですが、皆さんはどう思われます?

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