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#92 ルーフバルコニーに憧れた

昔、まだ荻窪の四畳半に住んでいた昭和時代、その頃ブームだった「ワンルームマンション」に引っ越したいなと考えて、物件を見に行ったことがあったんですよ。
その中のひとつが「ルーフバルコニー物件」で、6帖のワンルームに12帖のバルコニーが付いてました。

いや~、興奮しましたね~。
当時は「ワンルームマンション=最先端のオシャレ住居」という価値観の時代で、「ワンルームストーリー」なんて漫画もあったくらいでした。
そこへさらにルーフバルコニーが乗っかるわけですからね、もう「ドラマの主人公の暮らし」なわけですよ。

残念ながらその物件は「家賃の折り合いがつかない」+「駅から尋常でなく遠い」という理由であきらめざるをえませんでしたが、「もしあそこに住んでたらどうなっていたかな~」と思うことが今でもあります。

「たられば」は考えたって仕方ない、というのは百も承知してるんですけどね、しかし青春時代の「ifもしも」は何年たっても甘酢っぱいのです。

ルーフバルコニー


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