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BBTクローン再生計画(29)2時間ビデオテープが「3000円」した時代

電化製品は技術革新によって色んなものが昔より安くなってます。
テレビパソコンなんかはその代表例ですが、個人的には「録画用媒体」がそれですね。
今やDVDディスクBlu-rayディスクが当たり前ですが、ほんの20くらい前にはまだビデオテープが主流でした。

わが家にビデオデッキがやって来たのは1981年頃でしたが、その時の価格はじつに33万円でした。
ハードも高かったですがソフト(ビデオテープ)も負けず劣らず高く、なんと2時間テープで「1本3000円」もしたんです。

ですから、おいそれとは買えず、貴重な1本を使いまわすことになります。
わずかな時間しか収録できないから撮る番組も厳選せねばならず、今みたいな「とりあえず録っとく」なんてゼータクなことはできなかったんです。
それが現在だと、同程度の時間録れるディスクがわずか「数十円」で買えるわけですからね、この事実を昔の自分に教えてやったら「バカ言ってら」と一笑に付されるでしょう。

今の状況は確かに快適なんですが、貴重なテープを前にして「う~ん、何を録ろうか・・・」と頭を悩ませてたあの頃がちょっと愛おしくもあります。
まぁ、その頃の私は「いやいや絶対2021年の方がいい!」と言うでしょうが。

画題「我が家のデッキはVHSに駆逐されたベータ形式でした」

ビデオテープ


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