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セージの耳打ち#192 ジュースが「果汁0%」だった頃

もう半世紀くらいも昔、デパートには「アトラクション性のやたら高いジュース自販機」がありました。
缶飲料自販機ももちろんありましたけど、私はそれが好きでした。

簡単に言うと「機械の上に透明ボウルを伏せたようなカプセルが乗っかっていて、その中でジュースが噴水になっていた」んです。
お金を入れると紙コップが出てきてジュースが注がれるんですが、当然ながら果汁なんかは0%。

衛生面とか栄養面ががどうなっていたのかはよくわかりませんけど、それでも私は今でもあのジュース自販機が好き。
もしあったら絶対に買うと思います。
人間て、理屈よりも感性で動く一面が色濃くあるんですよ。

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