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人生リブート指南(8)夢を叶えたいからといって「人魚姫」になる必要はないよ
アンデルセン童話の「人魚姫」は「大地を踏みしめる足」を得た代わりに「美しい声」を失いました。
「何か大きいものを得る時は、代償として同等の何かを失う」という「正負の等価交換論」を唱える人は世の中に結構います。
私もまた「人間万事塞翁が馬。禍福は糾える縄の如し」というのを子供の頃から座右の銘にしていて、「凶事は吉兆、吉事は凶兆」と思いながら生きてきました。
だからラッキーな事が相次ぐと不安になり、その後にちょっとしたアンラッキーが来ると「あー良かった」とホッとするのです。
とはいえ「脱都会」に関しては「何かを得る代わりに何かを失うことを覚悟する」ということはしませんでした。
東京を離れる大きな目的のひとつが「高すぎる生活コストを下げる」でしたが、それを達成するために「利便性をあきらめる」ということだけは絶対にしたくなかった。
それをしちゃうと自分が大変になるだけでなく、脱都会を検討している人に不安材料を与えることにも繋がるからです。
「東京時代より利便性を下げることなく、生活コストだけを下げる。本気でやろうと思えば必ずできるはずだ!」
こう仮定した私は地道なリサーチを続け、実際それを実現させました。
脱都会を実践する過程で「人魚姫のように悲壮な覚悟」をしている方がもしいらしたら、その思考をいったんリセットしてください。
「為せば成る。為さねば成らぬ。何事も」ですよ。
画題「こと『脱都会』に関してはワガママでありたいんだボクは」
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