見出し画像

セージの耳打ち#220 恵比寿ガーデンプレイス徒歩3分のオバケ屋敷

私が恵比寿3丁目に住んでいた頃、学生時代からの付き合いで職場も一緒だった(先に入社してたそいつに紹介してもらった)友達が、近所に越してきました(職場まで歩ける距離なので)。
それまで実家から2時間近くかかっていたのが飛躍的に近くなり、さぞや喜んでいるだろうと思いきや、なんだか浮かない表情。
理由を訊くと「アパートが怖い」とのこと。

見に行ってみると、そこは広い敷地内に建てられた古びた木造モルタル2階建て。
イメージ的には「めぞん一刻」の一刻館。
昼間だったら「風情がある」という感じなんですが、これが日没後には豹変する。
街灯もまばらな坂の途中にあるせいか、ほぼ「オバケ屋敷」の佇まい。

結局そいつはほどなく引っ越しましたけど、恵比寿の駅近にそんな物件があったのが今となっては驚きです。
再開発前の恵比寿って、マジでそんな感じだったんです。
ちなみに現在の立地で言えば、そこは「恵比寿ガーデンプレイス」から徒歩3分。
ガーデンプレイスができるまで住み続けてたら、あいつも好立地を自慢できただろうになぁ・・・。

読者のみなさまからの温かいサポートを随時お待ちしております。いただいた分は今後の取材費として活用し、より充実した誌面作りに役立てていきます。