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私記。私は変わり者の

私記

私は変わり者

私は今日、姉妹二人の長女。

私は常に叱られ叩かれる役。

妹は私の反面教師で常にいい子

なんで私ばかり叱られる。

変わり者だから

小学校の成績は極端にできる物は全て5

算数、体育、音楽

後の教科はアヒルの大行進1.2、1.2

知能指数は良いのになぜそんなことになるか?

教員も親も私に活を入れる。

活なんて入れたって出来ないものはできない。

きっと私は今ならそういうことも解明され、理解されてそれなりの対応をしてもらい、きちんとした対応をされている。

でも50年前のこと。

そんなことは未知の世界。

父は私の体に

竹の定規で失神するほど叩きのめす。

母も庇ってはくれない。そしてそんな娘を持て余し、宗教に救いを求めたり、お祓いに連れて行ったり、時には霊を見る人のところに連れて行ったり、名前が悪いだの画数が悪いだの。

でも結局はなんの効果もなく、最終的に叩く。

口をひらけば

両親ともに「勉強しろ」

勉強しろ

勉強しろ

勉強

勉強

私は変わり者の。

そんな現実からの逃避行。

家にも寄り付かず、学校では保健室と図書館が私の居場所。

でも当然ずっと入られない。

だから脱走する。

家も学校も大嫌いだった。

でも似た者同士は互いを引き寄せる。

一緒にいて居心地がいい。

何もしなくても

何も話さなくても

時間を共有できる。

そんな友達が私を助けてくれた。

中学に入っても

私は変わり者の

数学、物理

体育、音楽は

トップ

でも相変わらず他のものはアヒルの大行進

でも変わり者の私も少しは成長する。

カタカナは相変わらず

うまく読めないけど、本は私の友。だから小説を読んで漢字を覚えた。

でも相変わらず、文法やらなんやらは理解不能な世界。

教科書だって私にとっては小説家。

そんな生活。

その後の進路にも支障が出てくる。

でも、結局、集団生活に不向きな私が学校に行って楽しいわけもなく。

籍はあっても………。

そんなとき、一人の友がボランティア活動に行かないかと誘ってくれた。

それから私の生活はボランティア活動が主になる。

小学生や中学生とともに一緒に遊んだり、キャンプに行ったり。

あんなに孤独が大好きだった私が変わっていった。

高校生だった私の周りには、大人も大学生も、中学生、小学生も

また、親御さんも。

関わり合う事が苦痛ではない。

誰も

勉強しろ

とは言わない。

私によってくる子どもたち多くは親の愛情を受けられない子どもたちが多い。

きっと歳の離れた同士なのかもしれない。

その子どもたちと一心に遊ぶ事が楽しくて大好きだった。

私は人と話をするのは苦手。話を聞いている事は苦ではない。

だから不思議と子供がたくさん話しかけて来る。

話をしないし声もかけないから、かえって子供達は話しやすかったのかもしれない。今思えば。

どんな話も黙って聞いてくれるお姉さん。

変わり者の私も好いてくれる人がいるんだな。

と改めて知った。

周りの人たちからするとなぜ私の周りには子どもたちが多いのか私も、誰も、わからなかったけど。

子供の一人に言われたことがある

「お姉ちゃんは何話ししても怒らないね」と。

ん?

他の大人はいけない事を言うと注意されるらしい。

そんなことも子供たちから知らされてする始末。

でも私はまともな生活を送ってきたとは言えない。私の頭の中の世界は小説なのだから、どんな話をされても、答えを用意できなかった。

でもそれが話しかけて来る。子供もには楽だったようだ。

続きはまた今度。


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