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ピート・タウンゼント・アホ

 以前から何度となく自覚しては忘れ、忘れては自覚しなおしていることだが、ブログなんてものは何も必要以上にかしこまって書くことはない。脱力。続けることの方が大切。以下、単なる雑感。おもしろくはない。いや、こんな予防線すらいらない。←これも予防線←これも

  ───START───

 14ヶ所周るワンマンツアーも残るは2ヶ所、名古屋と東京のみになった。始まる前は憂鬱だったツアーだが、終わりが見えてきた今となってはどうにも終わってほしくない。いや、何も「このツアーが最高すぎて……」とか言いたいのではない。終わったらまた次が始まるから終わらないでほしいだけだ。いやいや、別に次のツアーが嫌だって話でもない。そもそも、何かが始まるという現象自体が“嫌ンゴ”なのだ。始まることはとりもなおさず、終わることとコインの裏表であるし、言うまでもないことだが、その薄っぺらいコインはふとしたことで簡単にまた裏返る。関係あるようでないようである話だが、以前、コメンテーターとして出演したAbemaのニュース番組で近年の公務員の離職率の高さが云々、といった問題を取り扱ったとき、実際に最近退職した元公務員の方が「公務員は───裏を返せば“そこがいいところ”だとしても───年功序列制度などでライフコースが安定しすぎているので、“20年後、40年後の自分”がずーっと目の前にいるのがつまらない(うろ覚え&意訳)」とおっしゃっていたのがまだ耳に残っている。俺が言いたいことのイメージはこれに近い。公務員だろうがミュージシャンだろうがニートだろうが同じだ。いま目の前にあるこれが終わって、そしたら次が始まって、また終わって、始まって、どうせその間、めっちゃ楽しかったり、死ぬほど辛かったりしながら、そんな繰り返しがずらーーっと連なって、その総体を“人生!”とか呼んじゃったりしながら、死んだら左上をホチキスでとめて地下にある資料室の奥へ奥へ収納されるんでしょう。つまらん。全然つまらん。しかもこのつまらなさの解決方法、何もない。もう一回言っとく。解決方法、ない。ピート・タウンゼントは「ロックは悩みを解決しない。悩んだまま踊らせる」みたいなことをどっかで言ったらしく、それがロックの名言!みたいな文脈でよく紹介されてるけど、ロックは悩んだまま踊らせるって何?そんなん、便座だって悩んだまま座らせるし、そうめんだって悩んだまますすらせるやろ。ようわからん。何も言ってない。ピート・タウンゼント、アホ。もしも願いが叶うなら、何もかもが、永遠に終わってしまいませんように。もしくは、どうせ終わるなら、最初から始まってしまいませんように。生まれる前の俺たちは眠るように死に続けていたのに、ひとたび生まれてしまうと病気とか大怪我みたいな手段を経ないことには死へ戻ることができない。俺は怪我をしたいんじゃなくて、ただ、永遠に死んでいたいだけなんだ。永遠に生きたい、とかも小学生の頃にちらっと考えたけどジョジョ2部読んでからはもういいかなと思っている。あれ?なんか破綻してきた?何の話だっけ。人生とはいつだって降りたい駅に止まらない急行に間違えて乗ってしまった夕暮れであるよね、って話だっけ。短歌いっときます。なんで?

マサラタウ
ンにさよならバ
イバイニキ
「俺はコイツと旅に出るンゴ」

───友がいつだってそうであるように、ポケモンって(いや俺、金銀以降のポケモン知らんけど)最高の相棒でありながら時には自分の写し鏡でもある気がする。最近ちょっと飲み過ぎてまた皮膚と眼球が病的に黄ばんできた。気をつけまつ。

まぁ、せっかくなら一旦終わるとこ見ててよ。

2/09(金) 名古屋RAD HALL
2/11(日・祝) ZEPP新宿

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