正体

自分が日々迷い悩んでいる些末な劣等感や自己愛や自己嫌悪なんて初めからこの世にないかのように軽やかにこの社会を生きている人達を間近で見ると改めて不条理を感じる。どうやら世間の普通の人々は朝起きるのが早い事に絶望することは無いし、将来の不安から趣味に没頭できないことなんてないし、自分の吐いた言葉について毎秒のように脳内反省会を開くこともない。無駄なことに頭を悩まし、無駄なことに心をすり減らしてきた20数年。自分の人生を自分という人格を自分という存在を受け入れたい。

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