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5月の窓11月の椅子の人たち

連載中の小説の登場人物と登場しない人物の紹介です。


◇松下恵都(まつした けいと) 
36歳 地方テレビ局勤務
 5歳の時父親が失踪 24歳の時母親と死別
 気が強くて寂しがり屋。非常に大雑把な性格で野生的な面があるが、それを覆い隠して余りある洗練された容姿。肌と髪が健康で、そり気味の小さな鼻がかわいい。
 キス魔。結婚前は恋人が5人くらい同時にいた。バイセクシュアル
ヤンキーの素地がある(若い時はなぜかヤンキーに絡まれたり好かれたりした。今でも目線で人をいなせる)がなんとお嬢様育ち。母親の家系が裕福だった。
コミュ力の鬼で要領の良さだけで世渡りしている。割り切りの早さ状況判断において賢い。
目標に向けて爆発的な瞬発力があるが、やり遂げると燃えつきる。コツコツ何かをし続けるのが苦手。
結婚は向いていないと思っていた。
仕事は好きだが年齢ともに悩みの質も変化し、今はいわゆる中間管理職的なストレスがのしかかっている。
世話好きの一面があるが依存体質の人は嫌い。家ではもっぱら世話される方。
スマホのロック画面は3人で撮った写真だが、ホーム画面が若かりし頃のアヲなのは理玖には内緒。ちなみに画像は理玖からもらった。
子どもの頃、絶対飲ませてもらえなかったコカ・コーラが背徳の味。


◇松下理玖(まつした りく) 
 37歳 スイミングコーチ 旧姓:太田
 歳の離れた姉がいる。アヲとは高校の同級生。
常識より自分の直感に従うタイプ。グループの中心にはいないけど彼がいると場が安定する。男女問わず人が寄ってきてしまう。
背はあまり高くない。かすれた甘いトーンのイケボと水泳選手体型でスクールではいちばん人気のコーチ。
大学卒業後、一般企業(建築メーカー)に就職。自動車事故(人身)を起こしてしまい、以後自動車の運転ができない。事故をきっかけに会社に疑問を持ち、転職。
時間とともに車にも乗れるようになるが、やはり避けている。通勤はバイク。赤いベスパが愛車。(恵都には郵便ポストの色と言われている)
料理が好き、結構なこだわり派。でも魚介類が苦手、寿司も食べられない。
告られて付き合った女の子はいるが、だいたい「あたしのことほんとは好きじゃないんでしょ」もしくは手を出してこないという理由でフラれている。
大学受験で一浪。アヲは専門学校生で、その頃から恋愛感情を持つ。
アヲ自身は男性化していき、女子と付き合えないのはゲイだからかと男と付き合うがどうもそうでもないようだ。デミセクシュアルが当てはまる。
理玖の迷走中にアヲは年上の男性と入籍
恵都とは住宅メーカー時代に社外セミナーで会って以来の友人。数年を経て交際へ
恵都に複数恋人がいるのは周知。そういう恵都を好きになったので、独占欲はわかない。恵都とアヲがイチャイチャしてるのが可愛い。混ざりたいけどそこはちょっと抑えている。
好きなものは甘すぎないモンブラン。


◇松下アヲ(まつした あを) 
 37歳 区役所の非常勤職員 旧姓:遠海、本名:向葵
 結婚歴あり。鬱病歴
 几帳面で何事にも手が抜けないタイプ。自分を女性と思えず、なら男性でなければならないと男っぽさを目指していた。
紆余曲折の結果、現在Xジェンダーの認識、レズビアン
色素の薄いアジアンビューティーな容姿で、専門学校時代はビジュアル系バンドのボーカルをしていたが、実は音をよく外す。目で殺し雰囲気で歌うタイプ。卒業後はあっさり辞めた。王子と呼ばれた当時を本人は黒歴史と思ってる。
いろいろ疲れて普通に寄せて生きていこうと、バイト先の店長(久世)と結婚するも鬱に突入。
恵都との出会をきっかに離婚。愛は重いが性欲はない。アセクシャル メンヘラ(90年代にはそんな呼称なかった。アブナイ人、とかそんな言い方)拗らせ期に理玖だけが理解者で友人だった。自己形成において理玖は双子ような存在。
恵都が好きすぎるのと理玖を(無意識に)分身のように見ているせいで嫉妬がない。もともと執着のないこともあるが。
3人で一緒に入るお風呂が好き。
2人と暮らすようになって野菜作りにはまっている。

◇松下透(まつした とおる)
60歳 住所職業不定 恵都の父親 
お嬢様だった恵都の母親と“身分違い”の恋に燃えるが、その後失踪。
フーテンの寅さんになったり、蒲田行進曲ばりの大部屋役者になったり、大金持ちになったり無一文になったりして生きている。天性の博徒。

◇鴻池絵美(こうのいけえみ)
42歳 主婦
10年前結婚と同時に癌が見つかる。比較的順調にキャリアを積んできた食品メーカーの仕事を休職。
復帰するも休んでいた間に会社の方針転換があり、配属先でのギャップも埋められず退職。
夫の経営する会社の役員となるが名ばかり。夫と女性社員が関係を持っていることを知ってからは顔も出さない。
仕事は好きだったが辞めてみると執着がなく、子どもも欲しかったがいないならいないで仕方ないと思う。時間とお金は自由になるが何か物足りないマダム。

◇ミツマル/箕津丸直人(みつまる なおと)
23歳 美大生nん年目 油絵科
学校にはほぼ行ってない。何でも屋のようなことをして生計を立てている。おばちゃんちの納屋に住んでいる(元はアトリエとして使っていた)
中古物件だった松下Sハウスを改修する際、大変よく働きました。これにより、ご飯にありつけない時、松下家に来れば食べ物を半永久的にもらえることになった。3人から弟のように可愛がられている。
『ジンニクくん』というシュールな漫画を描いている。
凛のことが好きだが相手にされてない。


◇凛
19歳 ダンサー(ジャズ→ヒップホップ→コンテンポラリー)
女装男子。男のカッコよさより女の子のカッコよさを追求したい。プリキュアが好き。
「筋肉は可愛く育てる」派の肉体美マニア。

◇久世 宏太郎(くぜ こうたろう)
   45歳 アヲの元夫 
   アヲに会う前に一回目の結婚、別れてから三回目の結婚と離婚をしている。

◇佐守 蒼太(さもり そうた)
   久世宏太郎と1人目の妻との子ども。


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