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不便さを愛せ。 4月4日の日記

今日も今日とて新作の予習のため奇々怪界 謎の黒マントを遊んだ。ちょっとボロボロだったが無事にクリアすることが出来た。ロックマンといいこういうゲームは一度クリアさえ出来てしまえばあとは殆どトントンで進む。それがあの時代の正しいアクションゲームなのかもしれない。

続いて落ち着いた後東方地霊殿をやった。しかしまぁさとりで撃沈。STG自体が結構久しぶりなのもあるしミスしまくっててんでダメだった。
奇々怪界とかロックマンとかと同じでSTGも何回も打ちのめされてクリアを目指すゲームだよな。でも何故だかあまり続かない。楽しくないという訳では無い。単純に習慣付けが足りてないのだと思う。ゲームのその作品のコレクションとか出るけどああいうのって一気に何作品も出されてるからめちゃくちゃ積みやすいと思ってる。実際自分はああいう形で出るのは自分が既に遊んだゲームのコレクションしか買わない。

東方もSteamでほぼほぼダウンロード出来ちゃうから積んでるのかな。いや単純に自分の惰性だと思うんだけどやっぱり慣れてないゲームを体に馴染ませるって難しいものだと思う。例を挙げればSFC時代の女神転生の3Dダンジョンといえばいいだろうか。ぶっちゃけ初めて3Dダンジョンやるとめちゃくちゃやりづらいし、ドラクエみたいに見下ろし型にしてくれよと思ったことは数度ある。でもやっていくうちにゲームの魅力に気づいてきて、いつの間にか3Dダンジョンに違和感を感じなくなってそれに不便さを感じないようになってる。DSの時代からマップは常に表示みたいになって煩わしくなくなるんだけどSFC時代のいちいちオートマップを確認するのも今となっては昔のゲームやってるなぁって気がしてあれはあれで気に入ってる。

前、友人と喋った時に後続の作品のシステムの便利さを知ってから1をやるとつらい。とか言っていたのだけど自分はそれを辛いと思ったことがない。何故なら当時の不便さを当時のプレイヤーと同じ感覚で味わっているのだ。どちらかというと友人の方がずっと正しい感性で、不便さを楽しむって言うのは確かに変な話なのだ。だっていちいちマップ開くより、画面上部に見やすくあった方が一般的には良いはずだ。多くの人だってそっちを選ぶと思う。

でも僕はリメイク作品よりそのリメイク元の原作をやりたい。でも流石にFF1はPSPのリメイクをやった。だけど変なものでPSP版をクリアした後、僕は直ぐにFC版のFF1をプレイしてしっかりクリアした。PSP版は使用回数などなくMPでいくらでもバカスカ撃てるし、不遇なジョブの強化もされてる。でもってかなり親切に作られている。
一方FC版はどうだ?シーフと黒魔道士は目も当てられないくらい弱い。MPなんて概念はなく回数制限があり、ケアルなんて序盤は三回くらいしたらガス欠だ。黒魔道士なんて役立つのは精々中盤までで途中からヘイストしか仕事が無くなる。おまけにバグで一部魔法が効果なしになっている。不便さも折り紙付きで序盤のダンジョンだというのにポーションを99個、毒消しを20個を持っていくのが常識だった。とりあえずダンジョンに入る前にポーションを99個。これはFC版のFF1の基本中の基本だ。そして全て1ダンジョン内で使い切るのも珍しい話ではない。そしてFCにありがちな見えない固定敵。これが序盤のダンジョンに配置されてて、尚且つ手強い。オマケに最初の癖にダンジョンが広すぎる。そして帰ってきたらポーションをまた99個になるように買う……
なんだよこれ、意地悪すぎるだろ。意味不明かよ。

でも僕はFCのFF1が好きだ。なぜかと言うとどっかの街から一番北のエリアに行くとミノタロゾンビという本来もっと先に出てくるはずの雑魚が出て来てそれをまだ未熟なパーティが無理矢理炎系魔法で攻めて倒して、その果てに場違いな経験値を手に入れるのは背徳感はFC版でしか許されない仕様だ。そして倒したら寝袋でセーブ。これの繰り返し。
他にも炎の洞窟の見えない固定敵、ファイアリザードで延々と安全に経験値を狩り続けるなどゲームの固定敵や納期の関係で強い癖に見合ってない経験値の不味さなどの不親切で酷いなら、プレイヤーもまた仕様やシステムの甘さをついたズルをする。

昔のゲーム特有のゲーム作りの荒さゆえにプレイヤーのズルが許されるのが一番好きなのかもしれない。そして傷ついたら白魔法の回数制限をケチるためポーションをがぶ飲みして……なんて不便なんだ。そしてなんて最高なんだ。

クラスチェンジ後の三等身は今となっては嫌いじゃない。初代だけの限定要素だと思えばそんな彼らを操れるのは悪い気はしない。

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