小説の書き方レクチャーと東方二次創作小説について 4月10日の日記。

この日はほんとにずーっと家に居た。でも何もしなかったわけではなくて小説の構成を色々練っていた。頑張って小説と向き合えば多分一日に一本は作れるとは思うのだがやらない。急いで作ったって良い作品は出来ないし時間が無為になるのを自分が嫌うからだ。

自分の小説として基本的に満足するまで絶対出さないし妥協をしない(少なくともメインで進めてるシリーズは)だから何回も文字を消しては書いての繰り返し。それと自分で書いててもちょっとビックリするくらい読者には読みやすく配慮してる。例を挙げるなら最初に主語を言ったにも関わらず、文中に読者が誰が何かをしてるか忘れないようにもう一度主語を挟んだりそういう配慮は結構面倒くさい。

でもだからといって抜くことはなく、読者がついてこられるようにしっかり配慮をしている。後は自分の考えついたシナリオ通りにやるだけだ。

といえば簡単そうに聴こえるがシナリオ通りにやるのも割と難しい。いや、軸足なるシナリオがあるなら書く自体は難しくない。
だが〇〇が〇〇した。が続くのは宜しくない。見てて面白味に欠けるし、情景に色がつかないからだ。

駄目な例:サトシはモンスターボールを投げた。

良い例:サトシは一度深呼吸をし、帽子を後ろに回してからモンスターボールを投げた。

どうでしょう?見えた情景の色が違うでしょう?前者は駄目な例とは書きましたが厳密には違くてサトシが気合を入れてボールを投げるシーンを簡略するのは間違いという使い方になりますね。だから、このいい例がポケモンを捕獲するための本命のボールだとしたら最初から物語開始時点でサトシはそのポケモンを捕まえるため前者の表現で捕まえようとしたら、読者は良い例の方で『おっ今度は気合い入れた!』って感じられると思う。だから駄目な例は

「あっ!ノコッチだ!」
サトシはモンスターボールを投げた

といったシーンで会うやいなや、と言った表現を使えれば良い。でも個人的に自分がやるとしたら

「あっ!ノコッチだ!」
サトシは会うや否やすぐさまモンスターボールをノコッチに投げた。

って書くかな〜。会うや否やの次にモンスターボールを投げたでおわりでもいいんだけどすぐさま、とノコッチに、を入れてしまったのは完全に自分の手癖。テンポ良くするなら

「あっ!ノコッチだ!」
サトシは会うや否やモンスターボールを投げた。

の方が個人的にはいいと思う。
多分僕心配性なんだろうな。


で、随分長々とポケモンで小説講座やってたけど僕は別にポケモンのアニメを見ていない。だからまぁ一旦前者の話はポイします。エッセイに戻らねば。いいんだよこんな投げっぱなしで、これ小説じゃなくてエッセイだし。

あとこの日は五行について少し勉強した。五行っていうのは簡単に言うと属性で火水土木金とかのあれだ。なんで勉強したの〜?って言われると単純な話。自分が書いているのは東方の二次創作なのだが東方でも五行に関してはたま〜に話が出てくるからだ。有名なものとして霧雨魔理沙はマスタースパークとかいう火属性の技を使っているが(八卦炉は火)魔理沙自体の本来の五行属性は『水』で魔理沙は本来の魔法の属性とは逆方向に突っ走ってる。先程言ってたポケモンで例えるなら魔理沙のタイプが水なのに対しLvがどれだけ上がっても覚える技が火だったり電気ばっかりみたいなものだ。タイプ不一致なのがあまり良いものでは無いのは東方でも変わらず実際魔理沙が水魔法を使う際は数多の人妖に「なかなかやるじゃん」と褒められている。でも魔理沙が使いたいのは水じゃなくて火だったり星だったりで〜……そのせいで魔理沙は実際、物部布都に「難儀なヤツ」と言われた。

そして東方は多分全ての存在に五行が存在するとは推測される。性格や相性にも結構響いてる描写がある。ちなみに霊夢は金なので金を綺麗にする水とは相性が良い。逆に炎の五行とは相性が悪い。情熱的だったりするのが炎だから妹紅、チルノあたりが該当するだろう。チルノに至っては性格にあたって五行が火になるのは氷を扱うのに対して面白い。

でもまあ五行が絶対ってわけじゃなくて相対する相性でも仲良くはなれる。あくまでただ、傾向的にその属性と相性が良いだけ。
って感じに自分の小説では書くことにする。だって単純な話、五行が悪いだけでずっと険悪だったら話が進みづらいじゃん。ただでさえ主人公くんが中々関わりを持とうとせずひねくれにひねくれた人間なのに。

で、それで主人公の性格とか周りを加味して五行の設定をしたんだけど……(実際の陰陽五行は陽と陰の二タイプがあるけどその辺はあまり深く掘らせてないし、本編中では語らない。なにもかも設定ガチガチにしては読者の想像の妨げになるから)

結構綺麗に設定できたと思う。というか主人公君の五行が整理すると性格的に木だから気づけば相性の良いキャラが火ばかりになってしまった(火は行動的、情熱的。感受性豊か)逆に物語中、まあライバルって程じゃないけど主人公くんが快く思ってない相手が相反する五行の金だったり。水は相性いいけど現状一人しか居ない。いや、もう一人いるんだけどその人は相方の金と仲良くやってるんで彼とは結果的にあまり絡まない感じになる。

ここが個人的に満足したところで、ライバル的な位置付けのあるキャラがしっかり五行では相性が良くない感じになってた。そして何故か意識してないのに本当に主人公と仲が良いキャラはほぼ火だった。まぁでも主人公くん一人ではあんまり話が進まないので必然的にキッカケを作るにあたって行動的=火の感じになったのかもしれない。それであっても五行で相性がいいから仲が良いというのは割と納得出来る理由だとは思う。

Pixiv用に作ったアカウントでも言ったんだけど、自分が書いた東方の二次創作小説は二次創作の中でもかなり風変わりなものだと思う。

何故かというと東方の二次創作って基本的に東方キャラを中心に話が進んでくか、オリジナルキャラとして幻想入りしたり、オリジナルの新しい妖怪として生まれたり、そんな形で成長していって進んでいく感じなんだけど。僕の書いてるやつ、どちらも当てはまらない。というか東方の二次創作なのに霊夢や魔理沙はおろか、幻想郷すら来ていない。

驚く事に秘封が居る、外の世界が舞台。いや幻想入りとかも最初は外の世界なんだけど自分の書いてるやつはもう二十話は外の世界に居る。「えっ何?もしかしてなんでもありの学園モノ?」っという声もあるかもしれないがそれも全然違う。

だからそれに従って皆が知ってるような霊夢なり魔理沙なり、レミリアといったメジャーキャラはまるで話に出てこない。当たり前じゃん外の世界やぞ。

結果出てくるキャラが非常に限られてる。あと秘封の世界なのでブックレットを読んでないとちょっとストーリーが読み込みづらい(補足はしてるけど)

だから現在二十話なのにも関わらず東方のキャラで出てきたのは秘封とwin版からはほんの一部、あと旧作から数人と、異様に少ない。でもレギュラーは割と決まってるから話が動きづらいかと言われると案外そうでも無い。主人公が目的上色んなところほっつき歩く必要があるからだ。あと、噂の焚き付け役も多いのでその辺は困らない。

その上、ブックレットの知識がちょっとと、旧作、特に夢時空の設定とキャラを知らないとぶっちゃけ面白くないとは思う。秘封のブックレットも知識がないと正直クソつまらん

でも両方を知ってるなら面白さは保証出来る。キャラ設定にはそこそこ忠実に作ってるし、原作みたいな他ゲームパロディも密かに随所に置いてある。勿論東方原作のセリフをパロディしてるセリフもちゃんとある。

あと主人公君はスペック的にはほんとにタダの人間で性格も損得で手を貸したり、貸さなかったりする原作に準拠して善人とはとても言い難い人物(最初はそうでもないけど、片鱗はちょいちょい見せる)

まぁそんな二次創作小説を書いてます。メジャーキャラとか出てこないから必然と人気はないけど。でも自分は自分の書いた小説めちゃくちゃ面白いと思ってます。

えっ?そこまで言ったならURL置けよって?それは恥ずかしいので知りたかったらDMなりTwitterでリプ飛ばすなりしてください。あとはここのコメント欄とか。

じゃ、またね

 

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?