新NISAのポイントで釣られるのは危険かもしれない
来年からの新NISAスタートに向けて各証券会社が顧客獲得競争をしている。ポイントに釣られるのは危険かもしれないという話。
ポイントは証券会社の気分次第
マネックス証券の例だ。オルカンは信託報酬が低い。旨味のないファンドだ。そこからさらに保有ポイントをつけてしまってはほとんど利益が残らない。なのでオルカンには保有ポイントを付けるのをやめようとなったのが、ついこの前だ。
しかしここにきて、新NISAの新規顧客がオルカンを選ぶことが多くなってきたようだ。ポイントは横並びで、顧客はシビアに保有ポイントにまで目をつけた。マネックス証券はつかない?じゃあやめた。となる動きがあったのだろう。
そしてマネックス証券は、やっぱりつけます!と言ってきたのだ。このように、ポイントは付けたり外したり証券会社の気分次第ということになる。
ポイントに釣られるのは危険
新NISAという制度が始まるが、そのポイントにつられて証券会社を選ぶのは注意が必要だ。なぜなら、ポイントはあとからいくらでも改悪できるからだ。証券会社は新規顧客獲得のためにポイントを高く設定していますが、それは維持できるとは限らない。
何十年後も同じポイントが保証されているわけではない。ポイントが下がったり、条件が厳しくなったりする可能性がある。その場合、証券会社を乗り換えるのも手間がかかる。そうならないためには、もっとも高い還元率ではなくて、ほどほどで長く続きそうな証券会社を選ぶのもありだと思う。
ポイントだけでなく、手数料やサービス、信頼性なども考慮する必要がある。新NISAは長期的な投資を目的とした制度なのだから、証券会社も長期的な視点で選ぶべきだと言える。
楽天経済圏も崩壊
私は楽天モバイルを使っているが楽天経済圏ではない。だからなんのことかよくわからないが、とにかくポイント付与が渋くなったようだ。このようにポイントはいくらでも改悪が可能だ。
そういう意味では、クレカ積立のポイントが付くうちに、MAXの金額を設定するのは有効だ。概ね1%だが、これが0.5%とかになりかねない。投信保有ポイントはおまけみたいなものと考えるべきだろう。
とりあえず、ネット証券は今のところSBI証券かマネックス証券がいいと思う。楽天証券はちょっと積極的に使いたいとは思わない。
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