34年ぶりの円安 もう止まらないかもという期待
久しぶりの円安ニュース。いろいろ手を尽くすももう止まらないかもという期待。
介入資金に限界がある
為替介入は、ドルを売って円を買う行為だ。日本がドルを持っていなくてはならない。そのドルには限界がある。ドルは刷れないからだ。
ではいくらあって、いくら介入に使えるのかというのを調べてみたのだが、古かったりAIに聞いても答えが違ったりでわからなかった。ただ、介入可能回数はそう多くないと感じた。
おそらく海外の投資家にそのドル準備残高はバレていて、やれるもんならやってみろと思われているのだろう。しかもいま151円だが、こんなところで介入を使って、あとあと苦しくなった場合、大変なことになる。
だから、介入すればいいのに、口先介入しているだけだ。最初は牽制になったが、もうそれも意味がなくなってきている。
戦略ミス
真に解決すべき問題は、「円が買われるように◯◯をする。」ことだ。◯◯というのは、私にはわからないが、政府主導でなにかをやるべきだろう。すぐ思いつくのは金利を上げるということなのだろうが、できないのなら他のことをすることだ。最も遠回りに見えるが、それが最良のはずで、その問題から目をそらしているようにみえる。
目をそらした結果やることは、介入だ。過去に何回も介入をしてまた円安に戻っているのだから、対処療法でしかないのは明らかだ。
投機筋の動きだとか言っているが、これが適正ではないか。こんなにも頻繁に150円を超えてくるならそれはもう、ファンダメンタルズ的に適正なのだろう。というか、「介入」事態が投機に近い動きではないのか。
「円が買われるように◯◯をする。」という戦略がミスしているのだから、どのように介入するとか間違った戦術では解決しない。もしかしたら、介入することで牽制になり、それが海外投資家へ心理的なプレッシャーになって、円が買われるという根拠であったのかもしれないが、それは期待した結果にならなかった。
であるならば、他のことをすべきなのに、相変わらず同じことをやっている。これはもうドル買い勢には美味しいとしか言いようがない。
もう止まらないかも
今回は投機的な動きと感じないし、金利政策解除後だし、新NISAで円売りドル買い圧力が恒久的に続いてるしで、過去の150円台とは状況が違う。介入はするけど、結局160円、170円とスルスル言ってしまうような気がしないでもない。いかない理由が見当たらないからだ。
200円になって、物価が更に高騰して、更に格差が開くことも考えられる。だが恐れることはない。逆に言えばチャンスなのだ。日本円をあまり持っていない人でも、ドルを持つことで日本円貯金しかしていない人より資産を増やすことができる。
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