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貯金ゼロ世帯から抜け出すために今年やるべきこと

今年も残りわずか。貯金ゼロを繰り返す人生から脱却するために、今振り返るべきポイントとは何かを考える。


貯金ゼロは偶然ではない

日本には貯金ゼロ世帯が多い。その理由は単純だ。収入があっても、それ以上にお金を使ってしまうからだ。もし今年の手取りが数百万円あったにもかかわらず、手元に何も残っていないのであれば、それは収支の管理が甘かった証拠だ。

来年も同じことをやり、再来年も同じことをやり、5年、10年、20年と繰り返すと貯金ゼロの老後が待っている.

たとえば、今年の収入をざっと振り返ってみよう。年収300万円なら月の手取りは20万円ほど。それが12ヶ月続くと240万円。これだけの金額がどこに消えたのか、振り返ることができるだろうか?

来年も同じ過ちを繰り返さないために

貯金が増えない理由を突き詰めると、「使ってしまったから」というシンプルな結論に行き着く。しかし、この"使ってしまった"を可視化できていない人が多い。家計簿をつけていない、出費を振り返らない。それではお金の流れをコントロールすることはできない。

家計簿を毎日つけるのはハードルが高いかもしれない。それならせめて、今年の大きな出費を洗い出してみよう。特に趣味や娯楽にいくら使ったかを把握することが重要だ。

趣味や娯楽費に目を向ける

趣味や娯楽費は、実は節約の余地が大きい。家賃や保険料、光熱費、携帯代といった固定費は見直すことで下げられるが、これらは手続きが面倒で、多くの人は実行しない。

一方、趣味や娯楽費は自分の意思ひとつでコントロール可能だ。たとえば、今年の映画代や外食費、サブスクリプションサービスにどれだけ使ったかを計算してみよう。合計してみると数十万円に上ることも珍しくない。

楽しみを削るか固定費を見直すか

貯金を増やすには、出費を抑えるしかない。ただし、楽しみを削ることに抵抗を感じる人もいるだろう。そうであれば、固定費の見直しを真剣に考えるべきだ。

具体的には、以下の項目を検討する:

  • 家賃:もっと安い場所に引っ越せないか?

  • 光熱費:プラン変更や節電で削減可能か?

  • 保険料:過剰な保険に入っていないか?

  • 通信費:格安スマホへの切り替えは?

これらを実行すれば、毎月の支出を数千円から数万円削減できる。面倒ではあるが、長期的な貯金の増加に大きく貢献する。

目標を明確にして行動に移す

貯金を増やすには、目標を立て、それを実行に移すことが必要だ。まずは今年の支出を振り返り、無駄が多かった部分を削減する計画を立てる。

たとえば、来年の目標として「趣味娯楽費を月に2万円まで抑える」「固定費を月5,000円削減する」など、具体的な数値を設定しよう。そして、その目標を達成するための行動リストを作ることが重要だ。

楽しく生きながら貯金を増やす

"楽しく生きたいけど貯金は欲しい"という願望を持つ人は多い。しかし、そのバランスを取るには努力が必要だ。すべてを楽な道で済ませてしまうと、5年後、10年後には老後資金がゼロという現実が待っている。

面倒なことはやらない、楽しく生きたい、でも貯金は欲しい。それが成立するならみんな苦労しない。

貯金ゼロを回避するためには、まず今年の振り返りから始めよう。自分の出費に真剣に向き合い、小さな行動を積み重ねること。それが未来の自分を助ける一歩になる。

来年の今頃、「今年は貯金が増えた!」と胸を張って言えるように、今できることを始めてみてはいかがだろうか。

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