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損切りはするべきか、しないべきか

損切りはするべきかしないべきか。両方の意見があるので混乱すると思う。投資歴20年超の、私の主張を書きたい。


損切りはすべき

私は損切りはすべきと思っている。理由は、万が一倒産したら紙くずになるからだ。リンク先の清原氏の言う通り、V字回復することがあるが、しないときもある。

そのまま倒産となれば、株の価値はなくなる。もちろん、価値がなくなるまえに売ることはできると思うが、大きな損は確定する。これは滅多に起きないことなので、気にする必要もないだろう。

もう一つの理由は、V字回復するまで時間がかかるからだ。日経平均株価がバブル後最高値ということは、多くの銘柄はバブルのときより高い。バブル崩壊で手放した人もようやく売れたという人も中にはいるかも知れない。

しかし、それまで塩漬け期間は何十年だろう。仮に損切りをして現金化していたら、塩漬け株のことなんて数ヶ月で忘れ、幸せな人生を送ることができたかもしれない。

特に仕手株のような、急騰した株の高値付近で掴んだ場合、おそらく戻ることはないかもしれないし、あったとしてもいつになるかわからない。

資金効率が悪い

損切りをしないといつまでもその株を保有することになるので、現金がその分少なくなる。損切りして現金化しておけば、他の銘柄に乗り換えることだってできる。

もし自分で色々考えて上がると思う銘柄ですら、一旦損切りをして、下がったところを書い直せば、買付単価を下げることができる。

どうしても損切りしたくない場合は一応やり方はある。貸借銘柄が対象だが、現物は売らずに、空売りをするのだ。同じ株数ならそこで損は確定し、それ以上は広がらない(信用取引の金利はかかる)。

更に下がれば、空売りに利益が出るので、空売りを利益確定させれば、現物の含み損はその分相殺される。

何を言っているのかわからない人は、やめた方が良いし。わかったとしてもオススメはしない。実際、私もやったことがあるがうまくいかないで、傷口を広げるだけだったような気がする。

そもそもの考え方

こんな小難しい考え方などしなくても、10%も下がれば、動揺するだろう。もう正常な判断はできないはずだ、もともと上がると思っていた株なので、下がったときはパニック状態だ。

そんな状態で投資が成功するわけでもなく、もはや投資でもなんでもない。間違った時点で、投機ですらない。

損切りをしたあとに、そこが底でV字回復することは、よくある。私のエヌビディアで損切りは何回かしている。だが、御存知の通りそんな価格での損切りは結果的に失敗であり、持っていれば多くの利益を手にしていた。

なので損切りは推奨派だ。そのタイミングは、「ヤバい」と思った直感でもいいし、1ヶ月の給料が飛んだら損切りでもいい。理想は速く損切りすべきなのだが、できないこともしっている。

指値をいれるとか、逆指値を入れておくとかがおすすめだ。逆指値は私も決算前に入れておくことがある。前回のエヌビディアも、決算が悪かったら急落するので、逆指値で強制的に売るようにしておいた。

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