人生の迷路2
毎日働く事に疲れた
そんなネガティブな考えでいっぱいになると自然と人は視野も狭くなりそればかり考えるようになるみたいだ
次働く考えより先にとにかく今は休みたいと思って何の考えもなしに仕事を辞めてしまった
成人して社会に出る年齢にもなると税金などいろんな支払いをするように書類が届くようになることも私は何も知らずに生きていた
自分の無計画さや無知さもその時に思い知った
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仕事を辞めて最初の1ヶ月間は親にチクチクと言われながらもダラダラと過ごし続けた
実家に住んでいた為、食事や住む所に困ることはないが毎日働きなさいと言われ続けると流石に居心地も悪くなるものだ
近場での再就職について考えてはみたが、私の地元は車がないとどこへ行くにも不便な土地だったので、新たな仕事を探すにも地元で働くことを選択肢に入れると車がないと職場に通う事にまた苦労するのは変わりなかった
ひとまずアルバイトから始めようと思い立ち、地元の本屋と病院の受付を掛け持ちしながら生活を続けていたがどれだけ毎日働いても支払いで出ていくばかりか、私はアルバイトの給与を社会人の時の給与と同じ感覚のまま使ってしまい浪費癖も直さないままだったので金銭面で苦しくなる一方だった
再就職する為の活動もろくにできないまま約1年程経過した頃アルバイトの給与にも限界を感じていた私に母親が求人を勧めてきた。
アルバイトの給与で苦しい生活をすることにも嫌気がさし夢もない私は母親から言われる通りにその求人に応募してみた。
その求人が、私の人生を変えるきっかけになるとはその時は思いもしなかった…