オペラ:Yvonne, Princess de Bourgogne

2020/3/8

バランシンを観に行ったつもりがイヴォンヌで(ガルニエとバスティーユを間違えた)、ヒエーとなったけど、まだストをやってるせいもあって客席は結構空いていて、10€のチケットだったけど空いていたので多分50€とかの席に移動して見た。(二階のバルコニー席の最前列、今までオペラ座で見た中で一番いい席だった)(まあ一階席から観るとどんなもんかはわかんないんすけどね!)

すごいナメてたけど、話が面白かった、けど第一幕はほとんど寝てしまった。イヴォンヌを知的障害者っぽく演出していた。話として、アクチュアルな話だと思ったのだけど、なんか演出が結構シンプルで、そしてそのシンプルさが演出的に効果があるかっていうとそうでもなかった。あえてのシンプルっていうよりは、お金が無かったのか…?と邪推しちゃうって感じだった。ぜんぜん関係ないけど、隣のバルコニーにドレスアップした女の子二人組が座っていて、キャンセルにならなかったのは幸いだったけど、うへえ、だろうなあと勝手に忖度してしまった。

ぜんぜん知らなかったけど、このオペラは本気で観るべき作品だった…原作はポーランド出身、アルゼンチンに亡命、作品のほとんどをアルゼンチンで書いて、最後はフランスで死んだ、という、越境的な作家であるところのゴンブローヴィッチさんによるもので、原作自体は彼の亡命前、つまり戦前、1930年代にポーランドで書かれたもの。それがオペラになったのが1957年?ドイツでオペラになり、なんと最初のダンス?がヴッパタール舞踊団(正式名称わすれた)を作る前の最後のピナのソロだったと(これはうろ覚えのネットの知識で書いているので信頼がない)いうことで、そして、たしか2009年とかにパリのオペラ座で再び作られている、という作品だった…うーん来歴だけでもおもろいやんかと今日ネットを渉猟していて思った。(場所をどこに移してもいい、というもので、ブルゴーニュ王女だったり別の国だったりする)

第一幕寝てしまって悔しいしそしてwikiだけでは話も理解できんしこの原作がkindleになってないしで、もう一回みにいこうかと思っている。しかし、字幕が息しておらず(てんちむ的言い方)、もう一度観ても内容が分からないかもしれない。


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