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Azure AD Connectをやったらどうなる ユーザ編

本記事は下記のcorp-engr 情シスSlack(コーポレートエンジニア x 情シス)#1 Advent Calendar 2021 14日目の記事です。
次はふらふらさんです。

本編は以下から
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前回があいまいだったので、改めてやり直した。

今回はユーザ編。疑問そのままを纏める。
Azure Active DirectoryはAAD、Active DirectoryはADと表記する。

ADのユーザ側は何をしないといけないのか

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赤枠部分をAADのドメイン名と同じにする必要がある。

上記のドメイン名を表示させるには過去の以下を参照

AADで同期ユーザかわかる方法はあるのか

「アクティブなユーザー」を開き、「列の選択」を開く

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「同期の状態」にチェックを入れる

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同期していると四角っぽいアイコン、していないと雲のアイコンとなる

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ADのユーザ設定しない場合どうなるのか

では設定をしないユーザが連携OUに所属していた場合はどうなるのか
結論:同期はされない。
AD側

AAD側

無効になっているユーザが同期されるのか

結論:ライセンスは付与されず「サインイン禁止」のユーザができる
AD側

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AAD側

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パスワードはどちらが優先されるのか

AD側が優先となる。


ADにしかいないユーザがいた場合どうなるのか

結論:ライセンスなしユーザができる

AD側

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AzureAD側

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あれ?これではUPNをローカルドメインにしているのと同じでは?

AAD側でライセンス付与したユーザを作成し、AD側でUPNをローカルドメインにしたユーザを作成するとどうなるか

結論:ライセンスなしで、ランダムな数字がついたメールアドレスのユーザが作成される。

AD側

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AAD側

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上記を用意していたが・・・。実際には別ユーザが作成された。

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では改めてUPNを合わせて作成し直したが、同期先が切り替わることはない。

AD側

AAD側

同期したユーザは削除できるのか

できない

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連携対象OUから連携対象外のOUにユーザを移動させたらどうなるのか

削除される。
その際AAD側の「削除済みユーザ」にも記載される。
元のOUに戻すと「削除済みユーザ」から復活する

AD側で名称、メールを変更したらどうなるか

変更が反映される。メールアドレスも変更される。

AD側 もともと365securityという名称を変更

AAD側 365securityが365secuに反映

削除したユーザと同じ名前を作ったら、AAD側の削除済みユーザが復活するのか

削除済みはそのままでユーザが作成される
以下のように同時に存在していた。

AAD連携をすると自動的にライセンスは付与されるのか

されない
ADからAADに連携されてから改めて付与する必要がある。

最後に

何か新しいことがわかったら都度更新していきたい。
次回はグループ編


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