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Windows 365に適した個人端末を無駄に考えてみるというお話

突如発表された「Windows 365 Cloud PC」、料金とかは8月2日のサービス開始を待つ必要がありますが、これまでのPCの世界を変えるインパクトがあると思っています。

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これはクラウド上の仮想デスクトップにWindows PCを用意するもので、クライアント側のハードを選ぶことなく、Windows OSがこれまでと同様に使えるようになるらしいです。

つまり、MacだろうがiPadだろうがChromebookだろうが関係なく、クラウド上のWindowsを動かせるようになる、というものです。

常にOSが最新の状態で、かつセキュリティ対策もクライアント管理もバッチリとなると企業のニーズは結構あるものと想像します。

またM1チップのMacではBoot Campが使えなくなったし、プレビュー版でないArm用Windowsは一般に入手できないので、M1 MacでWindowsを使いたい人には朗報です。

しかし、Windows 365は企業や学校向けに提供されるようです。

個人向けは将来提供されるのでしょうか?
そもそも個人にとってクラウド化するメリットがあるのでしょうか?
まあ、料金次第とも言えますが。

企業向けなので、個人向けにどうなるかを考える必要もないのですが、暇なので無駄を承知で書きます。(笑)

Windows 365はどんな人向けなのか?

Windows 365はクラウド上に仮想PCを用意しますが、スペックに応じて料金が上がる設定になるようです。

CPUは最大で8コアまで、メモリは最大32GBまで、ストレージは最大512GBまでを選択できるようですので、結構高スペックまで選べますね。

まあ、一般用途であればCPU 4コア、メモリ8GB、ストレージ512GBで十分ではないかと。これならラップトップでいうと、15万円前後の価格帯のスペックですね。

Windows 365のクライアント側はストレージもCPUも大した能力は不要なので、6万円くらいの端末で十分となる可能性があります。

ということは、6万円の予算で15万円くらいの性能のWindows PCが使い続けられる、というような感覚になると予想します。

ただ、いくら低スペックのPCがクライアントに使えると言っても起動が遅かったのではイライラが爆発します。
ということで、低スペックPCでもサクサク起動するクライアント専用OSのようなものが出てくることが望まれます。

あっ、それならChrome OSでいいか

月額料金はいくらがいいの?

ではWindows 365の月額料金はいくらだったら使うのか?
Windows 365で利用する仮想PCのスペックが一般に15万円くらいで販売されているPCと同等にして、それが6万円の端末で問題なく使えるとします。
それを5年間使うとすると、(15万円ー6万円)÷5年÷12ヵ月=1500円と同等ということになります。

うーん、そんなものか。
でも、どうせなら月額2000円でMicrosoft 365込みにして欲しい。
無理だろうけど。

これに加えて通信費も必要になります。
扱うファイルは全てクラウドにアップロードしなきゃいけないので、動画編集とか大きいファイルを扱うのはには向かなそう。

なんか、面倒くさいな。

クライアント機に何を選ぶ?

まあ、仮に個人でWindows 365を使えるようになった場合、クライアント端末に何を使うかですが、現在スマホ以外に何も持っていなくて、発売済みのものから選ぶとすると、

iPad  Air 4です!

Chromebookじゃないんかいっ!

スペック的には無印iPadでも十分だとは思いますが、USBーCがあるのが大きいです。
これは周辺機器に接続して使うケースが多くなると思いますし、画面が10.9インチではWindowsを使うにはちょっと狭いので、外付けディスプレイに繋いで使うことも想定したものです。

ストレージはWindows 365クラアントとして使うだけなら64GBでもいいと思いますが、まあ本来のiPadとしても使いたくなるので256GBが無難だと思います。128GBモデルがあればいいのに。

あと、Wifiの速度もAirの方が無印iPadより速い規格に対応しています。
クラウドで動かすので快適に動くかどうかは通信速度がキモになってきます。あまり変わらないかも知れませんが何となく。

現在は5Gには対応していないですが、これからは5Gのモジュールに対応した製品が続々と出てくるのではないかと想像します。

ちなみにMacも使ってみたいな~という人なら、M1 Macシリーズでもいいと思いますが、iPadは一家に一台はあると便利なので一石二鳥です。

というわけで、WindowsとiPadの両方を使うなら、Windows 365とiPad Air(iPad Pro)の組み合わせを推します。

会社用だったら、Chromebookでもいいのではないかと。

自分だったらどうするか?

以上が、もし知人に「Windows 365使おうと思うんだけど、端末は何を選んだらいいと思う?」と聞かれた場合の話でした。

では自分だらどうするか?

ここまで書いといてなんですが、私個人のPC利用状況からすると月額料金を払ってまでWindows 365は不要なことに気がつきました。
Office系のソフトとブラウジング、写真現像でしか使っていないので、Windowsである必要性がそもそもありません。

リモートワークのためにWindows PCが必須ですが、会社がWindows 365を導入してくれれば、家にWindows PCいらないし。

そういう人が増えてきてしまったら今後、Windows PCを作っているメーカーはどうなるのでしょう?
少なくとも製品ラインナップは考え直す必要がありそうですね。

なんとなくWindows PCを選んでしまっている人も多いのではないかと思いますが、年賀状を作るためだけにWindows PCはいらんでしょう。

色々書きましたが、個人向けにサービスされないWindows 365用のクライアント端末を無駄に考えるという話でしたが、8月2日のリリースで月額料金がいくらで出てくるか気になりますね。






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