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小さいスマホを使ってみた、というお話

以前、小さいスマホをコンパニオン端末として使うのはどうか?という記事を書かせて頂きました。

実際のところどうなんだろうと、試しに手持ちのRakuten miniを暫く使ってみた感想等を記載させて頂きます。

使用環境
メイン:iPhone Pro12、IIJmioのギガプラン契約
サブ:Rakuten mini、auのpovo2.0契約

iPhoneを使ったテザリング運用も考えましたが、常にメインのiPhoneを近くに持っていなければならなくなり、自由度が少なくなるため、独立して通信のできる格安SIM運用が良いと判断しました。

またRakuten miniなら無料のRakuten回線でいいのではないか?という突込みがありそうですが、既に1回線家族が使っており、2回線目からは最低でも月額980円掛かってしまいますので、今回は見送りました。

povo2.0は初期費用も掛からず、トッピング無しならゼロ円運用ができます。
(180日毎にトッピング購入が必要ですが。)

Rakuten miniの想定している利用方法
➊電話以外の着信通知・確認(LINE、Gmail)
➋スケジュールの通知・確認(Google Calendar)
➌ちょっとしたメモ程度の写真撮影

お試し運用中につきpovoの電話番号は誰にも教えていませんので、電話はメインのiPhoneだけになります。
また上記の運用であればそれほど回線速度は必要ありませんので、無料の128kbpsでも間に合うだろうと判断しました。

ちなみにRakuten miniでpovo2.0を開通させるまで、ちょっと手間取りましたので、誰も試さないとは思いますが備忘で記載させて頂きます。

①本人確認:端末を最新のAndroidにバージョンアップしていなかったせいで何度もエラーになりました。バージョンアップしたら一発でできました。

②eSIMの有効化:miniでは設定の「ネットワークとインターネット」「携帯通信会社」というところで設定します。
説明書では「モバイルネットワーク」というメニューで設定するとありましたが。

本体サイズ感について

左からiPhone12pro、Rakuten mini、MINTIA

幅はMINTIAに近いですが、長さがベゼル幅分長いです。
幅はクレジットカードより若干狭いですが、これが誤算でした。
通勤定期に「PiTaPa」を使っているのですが、Apple Payに対応していないので、物理カードをこれまでiPhoneに貼り付けていました。カッコ悪いけど。
Rakuten miniに張り替えようと思ったら、本体の幅が狭くてカードがはみ出してしまいます。
せっかくRakuten miniだけである程度生活できると思っていましたが残念です。
カードが収納できる手帳型のケースにすれば解決しますが、大きく重くなってしまうのが難点です。

それ以外はメチャクチャ軽いし、片手で画面の端から端まで届くので、なかなか便利です。
ただ、割とツルツルした筐体なので、滑りにくい軽いケースに入れたほうがいいかも知れません。

また、iPhoneって187gあるので重いけど、Rakuten miniは79g。
iPhoneは胸ポケットにいれると重さでポケットがダレちゃってカッコ悪いんですよね〜。
基本手ブラ派なので、大きいスマホは冬はいいとしても夏はスマホのしまい場所に困ります。

今までズボンのポケットに入れていたメインのiPhoneは鞄にしまって、Rakuten miniをポケットに入れていますが、あまりの小ささ、軽さのために持っていることを忘れそうです。

メインに電話が掛かってくると鞄から取り出す必要があり面倒ですが、ほとんど通話はしないので、それほど支障はなかったりします。
最悪Apple Watchでも電話できるし。

回線速度について

またWebサイトをminiで見るわけでもないので、無料のpovo2.0でも回線速度は気になりませんでした。
ただ回線速度が遅いためLINEで写真が送られてくると開くのに苦労しますので、その際は無料WiFiが使えるところで実行すればいいでしょう。
(お試し期間なので写真のやり取りはiPhoneを使っています。)

LINEについては裏技的に同じIDを2台同時運用にしています。
非正規のやり方らしいので、ここでは紹介しませんが、対応できるアプリを使って実現しています。

通知に関して

着信通知って割と重要だと思っていますが、Googleのサービスをメインに使っているので、カレンダーを含め電話以外の通知がiPhone、Apple Watch、Rakuten miniに同時に来るようにしています。

Apple WatchはiPhoneが無いと通知が受け取れないので、miniだけ持って出かける際に通知を逃したくないなら、別のスマートウォッチの検討が必要かも。

写真撮影について

メモ代わりとして写真を撮るというはよく行いますが、miniのカメラ機能は悪くありません。

左がiPhone 12Pro、右がRakuten mini

どちらも撮って出しですが、色味はRakuten miniの方が実物に近いです。部屋の電気は昼白色ですが、どうもiPhoneは黄色に傾く傾向があるように思えます。

画面の大きさについて

大きい画面を必要とする場合もあります。
miniでもWebブラウンジグができないというわけではなく、1画面に表示できる範囲が狭いので、スクロールが面倒なくらい。
でもどうせなら思い切ってRakuten mini+iPad miniの運用の方が潔いような気がします(笑)

この場合、Rakuten miniのバッテリーは非常に少ないし、利便性の点からテザリングでの運用ではなく、Rakuten miniとiPad miniはそれぞれ別のSIMでの運用がいいと思います。

まとめ

■Rakuten miniを使って良かったこと

重さや大きさを感じることがなく、しかもiPhoneのように10万円を超える機種でもないので、気兼ねなく使えるので精神的にラクになりました。
通知を受けるために色々なIDを登録しているので失くすことはできませんが。

通知だけならApple Watchでも十分ですが、やはり一覧性に優れているのは小さくてもスマホの方が使いやすいです。

顔認証もできるし、パターン認証はセキュリティは甘いかも知れませんが、マスクしていても解除できるので楽ですね。iPhoneにも欲しい。

■Rakuten miniを使ってイマイチなところ

小さいサイズの宿命ですが、電池が持たないです。
いじっているとみるみるバッテリーが減ってきますので、ブラウジングとかゲームとか、ずっと画面を見続けるような作業には向いていません。
通知をささっと確認するという使い方であれば1日は持つと思います。

モバイルバッテリーを持ち歩くと、せっかくの小型軽量の意味がなくなってしまいますし。

■今後について

通信回線をもっと速いプランに変えれば、ブラウジングもちょい使いなら実用の範囲内のような気がします。
バッテリーは持ちませんが。

したががってこのまま暫く使い続けてみて使い勝手が良ければ、SIMのプラン見直しも含めて再検証してみたいと思います。

それにしてもRakuten miniを使っていると、実はiPhoneでもこれまで大した使い方をしていなかったことを実感します。

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