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驚きのバルミューダスマホ!

あの高級トースターで有名なバルミューダから、スマートフォンが出るということで興味を持っていましたが、

いや〜、色々な意味で驚きました。

デザインに驚き!

コンセプトが「コンパクト。そしてエレガント。」だそうです。
エレガントかどうかは知らんけど、4.9インチ画面なのでiPhone SEと似たようなサイズ感ですね。

スクリーンショット 2021-11-19 8.18.50

社長自らデザインされたということで、会社としての意気込みは相当なものでしょう。社員がどう思っているのかは知らんけど。

ベゼル幅がまあまああるけど、わざわざカメラをパンチホールにして大きく画面に埋め込んだのはデザイン性なのか、京セラの技術の限界なのか分かりませんが、個人的にノッチもパンチホールも画面をギリギリまで大きくするために”仕方がなく”導入するもので、積極的には採用して欲しくないと思っています。

11/25追記:カメラは技術上の問題でベゼルに入れられなかったそうです。

また、社長の想いも掲載されています。

このストーリーを読むと京セラに製造を委託した理由もなんとなくわかりました。
京都つながり?

デザインは個人の好みですので、なんとも言えませんが、往年の機種がすぐに思い浮かびました。

スクリーンショット 2021-11-19 7.44.25

はい、iPhone 3G•3GSです。
これ、13年くらい前の機種なんですよね。
バルミューダスマホとはデザイン的には違うのですが、イメージが被っちゃいます。

またぼてっとした背面の膨らみですが、手に持って使う分にはいいかも知れませんが、スタンドに立てかけたり、置いて使う場合は逆に使いにくいと思います。

また、ポケットに入れるにはふくらみのないデザインの方がいいですし、最厚部とはいえ今どき13.7㎜も厚みのあるスマホってどうなの?って感じです。
(iPhone SE2は7.3㎜、iPhone 3Gですら12.3㎜)

値段に驚き!

それよりも価格がなんと驚愕の104,800円!SIMフリー版。
Softbank版はなんと143,280円!!まあ値引きは当然あるでしょうが、なぜこうなった?

ネットでは性能的には5万円以下のスマホと同等とも言われていますが、寺尾社長のインタビュー記事によると高くなったのはソフトウェア開発費と直線を含まないディスプレイのせい(微妙に曲線らしい)とのこと。
特に高級素材は使われていないようです。

またアクセサリも高いです。

ケース:3,980円
フィルム:2,200円、3,960円
20Wアダプタ:2,970円(ちなみにAppleは2,200円)
USB-Cケーブル:2,970円(ちなみにAppleは1,980円)

普通に考えてアダプタとケーブルは高すぎですが、バルミューダのロゴが入りです。いらんけど。

とまあ色々ツッコミどころ満載ですが、そもそも爆発的なヒットを狙ったものではないく、気に入ってくれた人に買ってもらえればいい、ということなのでしょう。

ちなみにこのスマホ、年内は購入から30日は返金(1,000円の手数料は必要)してもらえるそうなので、お試しYoutuberはいるかも。
あっソフトバンク版は返金対象外です。

感想

2万円のトースターは「窯から出したばかりの焼きたての味を再現できる」という明らかに訴求するものを感じましたが、「このスマホでなければならない」理由は感じませんでした。

バルミューダがやりたかったことはエルメスのApple Watchバンドのように、iPhone SEかmini用や小さいサイズのAndroid用のスマホケースアプリを提供することでも実現できそう、と思ってしまいます。

さて、このバルミューダスマホ、高額なゆえに多くのネット記事で酷評されていますが、一般消費者にはどの程度受け入れられるのでしょうか?
11月25日出荷開始とのことですが、白色は早くも売り切れたようで公式サイトでは出荷は12月下旬になっているのでビックリです。

あのバルミューダから出るということでどんな仕掛けがあるのか、と勝手に期待しましたが、ちょっと肩透かしを食らった感じです。



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