フェブラリーS2024 データ予想

過去10年の3着内データ

フェブラリーS_過去10年

フェブラリーSの過去10年3着内の傾向だが、人気薄の好走もある程度あるため幅広くデータを取る必要がありそう。前走クラスは重賞以上が29/30とほとんど、前走OPクラスからは14年のコパノリッキーが最後で今年もグレード競走からが1頭、他の15頭は重賞からである。
G2~G3は東海Sまたは根岸Sがほとんどである(後述)

前走クラス別の共同通信杯好走傾向

前走G1(級)

フェブラリーS_前走G1クラス

前走G1クラスだったのは15/30頭で実に半数が該当。その中でもチャンピオンズCからが9頭と最も多い。着順や人気はあまり固まった傾向はないがチャンピオンズC以外に着目すると、前走4人気以内がすべての馬に該当する。

フェブラリーS_前走チャンピオンズC以外のG1

さらに該当馬全頭が2着or3着で、ここ10年の勝ち馬は0頭である。
「前走がチャンピオンズC以外のG1」の場合は、4人気以上であれば買い目に入れられるが、頭は厳しいという評価か。

フェブラリーS_前走チャンピオンズC

カフェファラオ シリウスS1人気1着(20年)、フェブラリーS1人気1着(21年)
ソダシ      アルテミスS(芝)1人気1着
エアスピネル   武蔵野S8人気3着(20年)
ゴールドドリーム 武蔵野S2人気2着(16年)、フェブラリーS2人気1着(17年)
ノンコノユメ   武蔵野S2人気1着(15年)
ベストウォーリア MCS南部杯1人気1着(14年)
ペルシャザール  武蔵野S1人気1着(13年)

前走チャンピオンズC組の場合、すべての馬が左回り1ターンの1600m重賞実績を1年以内に記録している。特に2着内に入ったのは4頭で、エアスピネル以外は東京1600mを2人気以内で連対している。エアスピネルは該当年以前のダートは4戦しかなく、1ターンの複勝率が100%とその時点で適性がはっきり表れていなかった可能性が高い。
裏を返せば前走チャンピオンズCでの連対条件は東京or中京の1600m重賞の実績となる。

前走G2

フェブラリーS_前走G2

前走G2は東海Sからのみ、過去10年は中京開催だが今年は京都開催なので注意。今年の考察をするならこのデータはあまりあてにならなそうなのでG3に含める。

前走G3

フェブラリーS_前走G3

前走G3は10/30頭が該当、うち9頭が前走根岸Sであった。近5年で勝馬が3頭も出ている。フェブラリーSの1着に限れば、すべての馬が根岸Sを1着

複勝まで広げても条件は簡単で3人気以内or2着以内、根岸Sに絞れば2着以内が絶対条件か。1400mからの距離延長なのでここではかなりの力を見せていないと厳しいか?

過去に根岸Sを1着→フェブラリーSに出走した馬のうち、4着以下だったのは
21年のレッドルゼル(3人気4着)
19年のコパノキッキング(4人気5着)
14年のゴールスキー(6人気10着)
と人気なりに走るといった感じで、上位人気の場合の信頼度は極めて高い

過去G3からの参戦、そしてG2を含めても右回り重賞からの好走例がない。
ではそもそもの出走例が少ないかと調べたところ、左回りに比べ圧倒的に少なかった。そのなかで気になったのが下記の2頭
インティ(2人気) 前走東海S(京都)1人気3着 → 14着
ヴェンジェンス(5人気) 前走東海S(京都)3人気2着 → 10着

負けるにしても負けすぎな印象はぬぐえない。今年の東海Sは京都開催だが果たして…


前走が芝だった馬について

調べた限りでは下記の馬が前走芝からの参戦(海外馬除く)
22年 京都金杯2着 ダイワギャグニー 15着
18年 シルクロードS15着 ニシケンモノノフ 16着
17年 香港スプリント6着 レッツゴードンキ 5着 (※)
16年 有馬記念9着 デニムアンドルビー 16着

の4頭で、うちレッツゴードンキは16年JBCレディスクラシック2着の実績があった。
ダート実績皆無での参戦は基本的に大負けしている。(走られたら事故みたいなもの
今年は
ガイアフォース(チャレンジC 6着)
カラテ (AJCC 10着)
シャンパンカラー(安田記念 14着)

3頭ともダート実績は皆無なので切ってよさげ。


ということで、前走クラス別の条件を今回の出走馬に当てはめると
(前走芝は外す)

前走G1

1.イグナイター JBCスプリント 3人気1着 → 〇
3.ミックファイア 東京大賞典 3人気8着 → 〇
4.ドゥラエレーデ 東京大賞典 4人気3着 → 〇
11.キングズソード 東京大賞典 2人気5着 → 〇
14.ウィルソンテソーロ 東京大賞典 6人気2着 → ✖ (ほんまか?)
条件:前走がチャンピオンズC以外のG1の場合は、4人気以上、ただし1着は厳しめ 

前走G2~G3

5.オメガギネス 東海S 1人気2着 → 〇
9.ペプチドナイル 東海S 3人気6着 → △
15.ドンフランキー 東京盃 1人気1着 → 〇

8.セキフウ 兵庫GT 1人気5着 → △
10.タガノビューティー 根岸S 3人気13着 → ✖
13.レッドルゼル 武蔵野S 5人気3着 → ✖ (ほんまか?)
16.アルファマム 根岸S 4人気8着 → ✖

条件:3人気以内or2着以内、根岸Sに絞れば2着以内

前走芝

ガイアフォース(チャレンジC 6着)
カラテ (AJCC 10着)
シャンパンカラー(安田記念 14着)

スピーディキックは前走地方Gなので扱いが微妙だが…


ねらい目の馬
▲レッドルゼル
データ的には✖だったが過去のフェブラリーSでは4着、6着、2着と実績十分。武蔵野Sも馬券内でデータの誤差の範囲ということに…
(ここウィルソンにすると1~3人気になって予想としてどうなの?という裏事情も)

〇ドゥラエレーデ
推し馬なので。でも頭ではない気がする、2,3着で。

◎オメガギネス
結局1番人気の信頼度が魅力で軸にするならやはりここか、出足もよくある程度の位置取りはできるだろう。流れるペースもレパードSやグリーンCCで経験しているので不安要素が少ない。
前走東海S(京都)の傾向が著しく悪いが、そもそも1年しかないデータなので今回は度外視。

意外とこういう時は荒れない。1~3人気から2頭は来てしまうやつ。


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