中山記念2024 データ予想

先週はあまりにもひどかった…
メンバーが例年に比べて、というのに加えて有力馬が超Hペース追走で総崩れ、勝ったペプチドナイル以外は全頭後方待機というはちゃめちゃレース。
来年以降の参考にもならない外れ年。

過去10年の3着内データ

中山記念_前走傾向

全体傾向として、25/30が牡馬のため牡馬優勢とみてよいだろう。牝馬で3着になった4頭(ラッキーライラックが2回)は全頭がG1馬であったことを考えるとハードルはかなり高い。
唯一の牝馬勝ちのヌーヴォレコルトは中山記念までの前6走がいずれも重賞、かつ全て複勝圏内(うちG1G2を1勝ずつ)なので、牝馬で頭は相当厳しいか。
距離傾向としては1600mから3000mと幅広いが、2200以上はすべてG1なので前走がG1ではない場合は1600~2000で考えたい。
中山開幕週ということもあり4角前目がかなり優勢で4Fで先頭or2番手が両方馬券に絡まなかったのは2016年までさかのぼる。

前走クラス別の中山記念好走傾向

前走G1

中山記念_前走G1

前走G1は15/30と半数を占める。中でも1600or2000が9頭と、このグループの半数以上、全体で見ても約1/3とメインの層。加えて4歳の好走が目立つ。

前走G1の場合、前走人気が5人気以内がほとんど(香港も含めても)、着差に関わらずこの傾向は出ている。例外は6人気のマルターズアポジーと13人気のパンサラッサだが、どちらも前年に逃げてローカル重賞勝ちという共通点がある。小回り中山の開幕週ということもあるので、ここは適性の問題か。基本的には前走5人気以内で。

前走G2

中山記念_前走重賞

前走G2~G3は12頭でこちらもやはり多い。気になるのは全頭1600~2000で、距離変更は±200である点か。
ソウルスターリングは前走取消なので、前々走を見ると、クイーンCを3人気3着と好走していた。
なのでこのグループは前走3人気以内or3着以内としたい。
なおロゴタイプ以外はすべて3着以内なので、もっと厳しくするならこのラインか?

前走OP

中山記念_前走OP

前走OPからは3頭のみ、G2ということでやはりレベルが厳しいか、勝馬は出ておらず白富士Sからのみで、全頭連対である。ここは母数が少ないが、連対が最低ラインか。
またG2~G3の傾向に倣うなら距離も1600~2000の間が望ましい。

前走地域別の中山記念好走傾向

前走関東

中山記念_前走関東

前走関東がここ3年では圧倒的に優勢、京都開催がなかったというのも影響しているか?(=前走阪神はやや軽視?)16年以降は全頭1800以上からの好走と考えると、前走マイルは厳しいか。

前走関西

中山記念_前走関西

前走関西はほとんどがG1から、また圧倒的京都率で阪神から近年馬券になったのは半年休養のヒシイグアスのみである。
ヒシイグアスは前々年の中山記念の優勝馬であるため、やはり阪神からは厳しいのか?

ちなみに、過去10年の1着馬を調べると、G1からorG3で3人気以内+3着以内で、距離1800以下の場合は3人気以内の条件のみだが、2000以上の場合パンサラッサ以外すべて連対していた。
パンサラッサは前走G1でも書いた通り前年ローカル重賞勝ち+逃げ馬なので1着馬はさらに絞れそう。

今年の出走予定馬

条件:前走5人気以内 or  前年に逃げてローカル重賞勝ち

前走G1

レッドモンレーヴ ✖
ソーヴァリアント ✖
ソールオリエンス 〇
ジオグリフ ✖
ヒシイグアス ▲(3年前と前年の中山記念覇者)
イルーシヴパンサー ✖
エルトンバローズ 〇

前走G2~G3

条件:3着以内 緩くても3人気以内or3着以内
関西開催は割引

ドーブネ ✖(昨年の中山記念3着)
マテンロウスカイ ✖
ラーグルフ ✖
タイムトゥヘブン ✖
ボーンディスウェイ ▲
マイネルクリソーラ ▲
エエヤン ✖
テーオーシリウス △(23年小倉記念 逃げで2着)
ホウオウリアリティ ✖

前走OPはなし
この時点で候補は条件完全一致2頭+緩め条件一致2頭+リピーターとして2頭の計7頭に

(こぼれ話)
皐月賞馬が中山記念に出走した場合の過去の戦績(未出走は省く)
18年皐月賞馬 エポカドーロ → 19年中山記念3人気5着
15年皐月賞馬 ドゥラメンテ → 16年中山記念1人気1着
14年皐月賞馬 イスラボニータ → 15年中山記念1人気5着
                 16年中山記念3人気9着
13年皐月賞馬 ロゴタイプ → 14年中山記念3人気3着
               15年中山記念2人気2着
               16年中山記念5人気7着
               17年中山記念7人気3着
10年皐月賞馬 ヴィクトワールピサ → 11年中山記念1人気1着
08年皐月賞馬 キャプテントゥーレ → 11年中山記念4人気2着
04年皐月賞馬 ダイワメジャー → 06年中山記念1人気2着

過去20年で出走は11回、2-3-2-4で複勝率60%もある。
ジオグリフは近走がダートなので評価が難しい馬だが実績的には外すのは怖い1頭。

今週の推奨馬
▲ドーブネ
前走は4人気ながらも14着の惨敗、理由として考えられるのが逃げまたは番手を取れなかったことだが、ドルチェモアとセッションというマイル型の馬が複数居たことに加え、58.5kgのトップハンデが厳しかったか。京都金杯は54~56kgの馬が掲示板独占。斤量57kgに戻る今回は人気しないことを加味して妙味を取りたい。

〇ヒシイグアス
リピーター向けのレースである以上実績馬は外しにくい。重賞3勝はすべて中山で挙げており、非根幹で掲示板を外したのは不良だった3歳時のラジN杯のみ、馬券外とみても4歳以降の非根幹(1800or2200)は全連対という圧倒的な戦績。

◎エルトンバローズ
前走はマイルCSで4着、マイラーが多い今回では展開もある程度向くか。有力馬2頭より1kg斤量が少ないのもプラス要素。重賞馬の考察でもふれたが、小回りのローカル重賞実績はある程度あてになるため、ラジN賞を勝っているというのもかなりこの馬の信頼を厚くしている。

ここには書いていないが当然ソールオリエンスは抑え。

2/2513:00 追記
中山の芝の状態が悪く、回復も見込めないので良馬場のほうがよさげなエルトンバローズの評価を下げてソールオリエンスの評価を上げたい。
ドーブネも良が望ましいので評価を下げる。
代わりに評価を上げたいのはマイネルクリソーラあたり。


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