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自動巡航マクロの使い方(再更新版)

今日は最初に書くネタがないなあ。

以前に2回くらい使い方の日記を書いたが、MQ2navの導入により、それを使った巡航マクロの使い方の更新をしようと思う。

前回

前々回
以前の内容を今回も網羅しているので、このマニュアルだけ読めば問題はない。ただ前回の内容を重複している。自動巡航マクロは、経路を設定したゾーンをまわり、mobをpullし、戦闘を行うものだ。機能の種類によるが、経路の終点までたどり着いたら、PoKに戻り、アイテムを売り、休憩をはさみ、次のゾーンへの移動も行う。GMやPCの検出機能もあり、他人にはなるべく迷惑をかけないようにしている。ただし、Lazarusはafk狩りはバン(正確にはサーバの経済を破壊する行為は迅速に排除)の対象となる。マクロを起動して放置するすることは禁止されているが、人間がPCの前に座って動作を眺めている限りは問題がない。いずれにしろ自己責任だ。

自動巡航マクロコマンド

自動巡航マクロはいくつかの機能がある。まずはそれの説明を行う。コマンドの実行者は、グループのリーダーで、かつpullerでなければならない。tankが望ましい。

/bc wander
/bc wander yyyy
設定された経路をグループで移動し、途中にmobがいた場合、弓あるいは呪文でpullを行い、戦うということを、経路の終点まで行う。終点まで移動したらマクロの実行を終了する。
yyyyは指定しない場合、経路ファイルにある[march]セクションの経路があれば、それを使い、なければ[wander]セクションの経路を利用する。指定した場合、[yyyy]に与えた経路をたどる。

/bc stray
/bc stray route

wanderと同じだが、経路の終点までたどりついたら、終了せず、始点に移動して次の周をまわる。コマンドから終了しない限り、延々と回る。

/bc sentry
実行した位置から移動せず、そこから遠隔武器の範囲にいるmobをpullし、戦う。経路を引く必要がない。

/bc patrol
/bc patrol yyyy

コマンドの実行者以外は実行した位置から移動せず、実行者が設定された経路をまわり、mobをbody pullして最初の位置までもどってくる。その後mobと戦い、次の経路をまわりmobを引く、ということを繰り返す。コマンドから終了しない限り、延々と回る。

/bc cruise
/bc cruise
/bc x cruise zzzz
/bc list cruise
/bc list cruise zzzz

wanderは単一のゾーンの経路をたどるだけだが、これはwanderを利用し、設定されたゾーンのリストを上から順番にまわる。ゾーンの最後の経路まで到達したら、PoKへ戻り、アイテムを売り、次のゾーンへと移動する。リストの最後まで到達したらPoKのdonate商人へ移動し、設定されたアイテムの寄付も行う。cruiseはコマンドから終了しない限り、延々と回る。routeはcruise.iniの[route]で指定したrouteを通る。zzzzを指定した場合、[route]を使わず、[zzzz]を使用する。xは途中から再開したい場合のゾーンのリストの番号を指定する。listを指定した場合、zzzzを指定していれば、[zzzz]の回る予定のゾーンをリストアップし、指定してなければ[route]の回るゾーンをリストアップする。

/bc daily
/bc daily x

グループタスク"Group Tasks - Proving Grounds"を自動的にクリアする。実際には、RSSへグループゲートし、MPGへ移動し、各Projectionを回っていく。最後まで回ったあと終了する。cruiseの機能を使っている。xは途中から実行するための番号を指定するもので、mpgを時計にみたてて、12時の位置にあるProjectionから時計まわり番号をふってある。最後にNPCへ話しかける機能はない。

前提条件

自動巡航マクロは、mq2navプラグインを使用する。そのため、自動巡航で移動するすべてのゾーンのメッシュファイルを前もって作っておく必要がある。
またゾーンをまたいだり、一般的に狩場としてあまり効率的でなかった場所も移動する都合上、帰還手段やひっかかりに対応しなければならない。以下のアイテムは必須ではないが、なければスムーズなマクロ実行に支障をきたす。以下のアイテムはコマンド実行者がもっていればよい。

Master Lazarus Charm
街へ戻るために使う。なければ、Originを使うため必須ではないが、Originは再使用が長いため、経路が短かった場合、狩場で待つことになる。

Wayfarers Brotherhood Emblem
LDoNクリア報酬。CoHが行える。なくても自動巡航マクロは動作はするが、仲間がひっかかった場合、自動で復帰が難しくなる。

あとは、巡航するゾーンで十分戦えるだけの戦力が必要だ。全滅したり、途中でだれか死んだときは対応できない。

経路の設定

自動巡航マクロは二種類の巡航方法がある。ひとつは、細かく設定された経路をたどっていくやり方(wander)で、もう一つはゾーン内のいくつかのポイントを回るやりかた(march)だ。
二種類あるが、得られる効果は同じである。違いは、wanderは経路をユーザーが設定するため、設定自体は煩雑だが、細かい制御ができる。marchは、どの道をたどるかは自動で決定されるため、煩雑な設定はいらない代わりに、細かい制御ができないことと、引っかかった場合の対処は、mq2navのメッシュファイルを変更する必要があることだ。
どちらのやり方でも、/bc wanderあるいは/bc cruiseで実行する。

Wanderを利用する場合の経路の設定

まずは経路を引いていこう。経路の始点は必ずValiumからポートした先の場所である必要がある。経路を引くコマンドは、

/bc waypoint write

を移動しながらポチポチと押していくだけだ。いままでの自動自動戦闘と違い、同じゾーンをぐるぐるまわるわけではないため、一筆書きである必要はない。終点までたどりつくと、Master Lazarus Charmを使ってPoKへ戻る。そのため終点の周りにmobがいないほうが望ましい。

上記は、サンプルで入っているTower of Solusek Roの経路を図示化したものだ。繰り返しになるがポイントは、始点はゾーンした場所からはじめることだ。経路を引くのは、ROGを使うことをおすすめしたい。ROGは完全透明化があるので、mobに邪魔されず経路が引ける。

waypoint writeで書かれた経路情報は、e4_globalsettings/cruise/ゾーン名.ini内の[tempwander]セクションに置かれる。以下のような感じで経路のリストがつくられると思う。

[tempwander]
Waypoint#1=2330.00, -256.00
Waypoint#2=2329.09, -206.43
Waypoint#3=2327.63, -141.74
Waypoint#4=2240.26, -148.52
Waypoint#5=2184.26, -177.77
Waypoint#6=2136.53, -199.29
Waypoint#7=2083.52, -223.97
Waypoint#8=2030.82, -247.17
Waypoint#9=1981.98, -268.73
Waypoint#10=1929.54, -292.74
Waypoint#11=1885.77, -313.64
Waypoint#12=1832.17, -339.79
Waypoint#13=1774.11, -368.12
Waypoint#14=1727.39, -394.20
Waypoint#15=1689.90, -423.32
Waypoint#16=1644.04, -458.86
Waypoint#17=1600.22, -491.27
Waypoint#18=1557.97, -522.28
Waypoint#19=1507.41, -559.78
Waypoint#20=1460.41, -594.62
....

このセクション名を[wander]に変更することで、/bc wanderで自動的に使用する。違う名称に変更した場合、/bc wander yyyyというようにyyyyにセクション名を指定することでも実行できる。
他に、mobは弓で引く。弓はpullmobを使うため、その設定をしておく。また、経路上に引いてほしくないNPCがいると思う。それらをpullしないように設定もできる。同じ/e4_globalsettings/cruise/ゾーン名.iniに以下のエントリを追加する。

[ignore]
Rokuth=NPC
Neerin=NPC
[wander]
Waypoint#1=-2915.00, -1.00
Waypoint#2=-2837.71, 39.29
Waypoint#3=-2727.40, 94.79
Waypoint#4=-2624.20, 146.72
...

ignoreというセクションを追加し、そこにpullしたくないNPCの名前と=NPCをつける。

こんな感じで複数のゾーンの経路情報をつくったら、次にそれを巡航マクロで使えるように登録する。/e4_globalsettings/cruise/cruise.iniというファイルを作り、以下のような感じで設定する。

[route]
Zone1=solrotower
Zone2=potactics
Zone3=pofire
Zone4=causeway
...

経路を作るたびにここに設定していく。これで設定は完了だ。あとは、PoKのゲートアウトポイントか、経路情報のあるゾーンの経路上で以下のコマンドをうてば、自動巡回マクロが起動する。

/bc cruise

このコマンドで、cruise.iniのzone1=で設定されたゾーンから狩りを開始する。最後まで到達するとまた、zone1へ戻る。経路が少ないと同じゾーンを繰り返していくことになり、mobがrepopしていなかったり、結局同じゾーンにずうっといつづけることになり、非常に怪しく見えるため、なるべくたくさんのゾーンの経路をひいてほしい。また、特定の経路から始めたい場合は、

/bc cruise 3

こんな感じで打てば、zone3=からはじめる。ただしこれが有効なのはPoKにいるときだけだ。
停止させるためには/bc cruiseをもう一回入力すればよいが、きりのよいポイントまでとまらないため、強制終了させたいなら、マクロをリロードしたほうがいいかもしれない。

Marchを利用する場合の経路の設定

設定上、Marchと後述するWanderの違いは設定ファイルのフォーマットだ。WanderはX軸とY軸情報だけでよいが、MarchはZ軸も必要となる。経路を引くコマンドは以下となる。この場合、[tempwander]というセクションではなく、[tempmarch]というセクション名になる。

/bc waypoint march

Wanderとの大きな違いは、Wanderの経路は、基本的に一つ前の経路は直線距離である必要がある。そのため、ゾーンの中を歩かせる場合、かなりの経路数が必要となる。Marchは、設定された経路までの移動は自動で行われるため、途中のポイントは不要だ。ゾーン内にまわるべき、いくつかの重要なポイントを設定するだけでよい。
ただし、移動に使うmq2navの制約から、はっきりした数字はわからないが、1500から2000以上の距離がある場合、移動ができないため、ある程度の間隔で置く必要がある。

[march]
March=1
Waypoint#1=1210.00 -1369.72 -181.01
Waypoint#2=969.69 -854.86 -185.69
Waypoint#3=831.84 -487.61 -182.56
Waypoint#4=802.73 -106.95 -172.30
Waypoint#5=1304.35 294.36 -267.69/nopull
Waypoint#6=1462.69 416.20 -261.31
Waypoint#7=1079.23 654.26 -299.69
...

設定ファイルの設定は、Wanderとほぼ同じだが、設定した経路には上記のように、march=1を設定しておく必要がある。

Patrolの設定

patrolの場合は、wanderと同じく、/bc waypoint writeで経路を作る。作られた経路のセクション名はpatrolXという名称にする必要がある。Xはパトロールで回る経路の番号。

[patrol1]
Waypoint#1=1976, 341
Waypoint#2=2227.13, 332.52
Waypoin#3=2320.87, 332.26
Waypoint#4=2433.88, 275.09
...
[patrol2]
Waypoint#1=1976, 341
Waypoint#2=2237.27, 331.90
...
[patrol3]
Waypoint#1=1976, 341
Waypoint#2=2049.23, 280.94
...
[patrol4]
Waypoint#1=1976, 341
Waypoint#2=1969.26, 335.04
Waypoint#3=1861.28, 335.04
...

patrolは、pullとpullの間の休憩時間の設定、pull中の装備と戦闘中の装備の交換機能、最大pull数を設定することができる。

[Cruise]
Pull mainhand=Aged Left Eye of Xygoz
Pull offhand=Shield of the Lightning Lord

Battle mainhand=Mace of Tortured Nightmares
Battle offhand=Notched Blade of Bloodletting

Rest timer=20
Pull Count=5

Rest timerは指定しなかった場合は、10秒間に設定される。pull countは設定されなかった場合、どれだけmobがaggroしても無視して引き続ける。


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