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自動巡航マクロの使い方(更新版)

とうとうクリスマス休暇に入った。今回の連休はなにをしようか。前回のサンクスギビングデーは、自動巡航マクロを作ったら終わってしまった。まあ、外出を自粛している今ではかなりクリエイティブな過ごし方だったと思う。今回もなんかちょっとした大物をつくろうかしら。

以前に似たような日記を書いたが、今回はそれの更新版である。一ヶ月くらい前に作った自動巡航マクロはあれからバグ修正と機能改善を繰り返してそこそこ使えるレベルに到達した。ここでちゃんとマニュアルを書いておこうと思う。

前回の内容を今回も網羅しているので、このマニュアルだけ読めば問題はない。ただ前回の内容を重複している。自動巡航マクロは、経路を設定したゾーンをまわり、mobをpullし、戦闘を行うものだ。機能の種類によるが、経路の終点までたどり着いたら、PoKに戻り、アイテムを売り、休憩をはさみ、次のゾーンへの移動も行う。GMやPCの検出機能もあり、他人にはなるべく迷惑をかけないようにしている。ただし、Lazarusはafk狩りはバン(正確にはサーバの経済を破壊する行為は迅速に排除)の対象となる。マクロを起動して放置するすることは禁止されているが、人間がPCの前に座って動作を眺めている限りは問題がない。いずれにしろ自己責任だ。

自動巡航マクロコマンド

自動巡航マクロはいくつかの機能がある。まずはそれの説明を行う。コマンドの実行者は、グループのリーダーで、かつpullerでなければならない。tankが望ましい。

/bc wander
/bc wander route
設定された経路をグループで移動し、途中にmobがいた場合、弓あるいは呪文でpullを行い、戦うということを、経路の終点まで行う。終点まで移動したらマクロの実行を終了する。routeは指定しない場合、経路ファイルにある[wander]セクションの経路を利用する。指定した場合、routeに与えた経路をたどる。

/bc stray
/bc stray route

wanderと同じだが、経路の終点までたどりついたら、終了せず、始点に移動して次の周をまわる。コマンドから終了しない限り、延々と回る。

/bc sentry
実行した位置から移動せず、そこから遠隔武器の範囲にいるmobをpullし、戦う。経路を引く必要がない。

/bc patrol
/bc patrol route

コマンドの実行者以外は実行した位置から移動せず、実行者が設定された経路をまわり、mobをbody pullして最初の位置までもどってくる。その後mobと戦い、次の経路をまわりmobを引く、ということを繰り返す。コマンドから終了しない限り、延々と回る。

/cruise
/cruise number

wanderは単一のゾーンの経路をたどるだけだが、これはwanderを利用し、設定されたゾーンのリストを上から順番にまわる。ゾーンの最後の経路まで到達したら、PoKへ戻り、アイテムを売り、次のゾーンへと移動する。リストの最後まで到達したらPoKのdonate商人へ移動し、設定されたアイテムの寄付も行う。cruiseはコマンドから終了しない限り、延々と回る。numberは途中から再開したい場合のゾーンのリストの番号を指定する。

/bc daily
/bc daily number

グループタスク"Group Tasks - Proving Grounds"を自動的にクリアする。実際には、RSSへグループゲートし、MPGへ移動し、各Projectionを回っていく。最後まで回ったあと終了する。cruiseの機能を使っている。numberは途中から実行するための番号を指定するもので、mpgを時計にみたてて、12時の位置にあるProjectionから時計まわり番号をふってある。最後にNPCへ話しかける機能はない。

前提条件

ゾーンをまたいだり、一般的に狩場としてあまり効率的でなかった場所も移動する都合上、帰還手段やひっかかりに対応しなければならない。以下のアイテムは必須ではないが、なければスムーズなマクロ実行に支障をきたす。以下のアイテムはコマンド実行者がもっていればよい。

Master Lazarus Charm
街へ戻るために使う。なければ、Originを使うため必須ではないが、Originは再使用が長いため、経路が短かった場合、狩場で待つことになる。

Wayfarers Brotherhood Emblem
LDoNクリア報酬。CoHが行える。なくても自動巡航マクロは動作はするが、仲間がひっかかった場合、自動で復帰が難しくなる。

あとは、巡航するゾーンで十分戦えるだけの戦力が必要だ。全滅したり、途中でだれか死んだときは対応できない。

設定

まずは経路を引いていこう。経路の始点は必ずValiumからポートした先の場所である必要がある。経路を引くコマンドは、

/bc waypoint write

を移動しながらポチポチと押していくだけだ。いままでの自動自動戦闘と違い、同じゾーンをぐるぐるまわるわけではないため、一筆書きである必要はない。終点までたどりつくと、Master Lazarus Charmを使ってPoKへ戻る。そのため終点の周りにmobがいないほうが望ましい。

上記は、サンプルで入っているTower of Solusek Roの経路を図示化したものだ。繰り返しになるがポイントは、始点はゾーンした場所からはじめることだ。経路を引くのは、ROGを使うことをおすすめしたい。ROGは完全透明化があるので、mobに邪魔されず経路が引ける。

waypoint writeで書かれた経路情報は、e4_globalsettings/tempwaypoints.iniに置かれる。以下のような感じで経路のリストがつくられると思う。

[solrotower_logCommand]
Waypoint#1=2330.00, -256.00
Waypoint#2=2329.09, -206.43
Waypoint#3=2327.63, -141.74
Waypoint#4=2240.26, -148.52
Waypoint#5=2184.26, -177.77
Waypoint#6=2136.53, -199.29
Waypoint#7=2083.52, -223.97
Waypoint#8=2030.82, -247.17
Waypoint#9=1981.98, -268.73
Waypoint#10=1929.54, -292.74
Waypoint#11=1885.77, -313.64
Waypoint#12=1832.17, -339.79
Waypoint#13=1774.11, -368.12
Waypoint#14=1727.39, -394.20
Waypoint#15=1689.90, -423.32
Waypoint#16=1644.04, -458.86
Waypoint#17=1600.22, -491.27
Waypoint#18=1557.97, -522.28
Waypoint#19=1507.41, -559.78
Waypoint#20=1460.41, -594.62
....

このエントリを、全部e4_globalsettings/cruise/の下に、サーバで扱われるゾーンの名のファイルを作る。この場合、solrotower.iniというファイルを作り、そこに以下のような感じで置く。

[wander]
Waypoint#1=2330.00, -256.00
Waypoint#2=2329.09, -206.43
Waypoint#3=2327.63, -141.74
Waypoint#4=2240.26, -148.52
Waypoint#5=2184.26, -177.77
Waypoint#6=2136.53, -199.29
Waypoint#7=2083.52, -223.97
Waypoint#8=2030.82, -247.17
Waypoint#9=1981.98, -268.73
Waypoint#10=1929.54, -292.74
Waypoint#11=1885.77, -313.64
Waypoint#12=1832.17, -339.79
Waypoint#13=1774.11, -368.12
Waypoint#14=1727.39, -394.20
Waypoint#15=1689.90, -423.32
Waypoint#16=1644.04, -458.86
Waypoint#17=1600.22, -491.27
Waypoint#18=1557.97, -522.28
Waypoint#19=1507.41, -559.78
Waypoint#20=1460.41, -594.62
...

solrotower_logCommandという部分をwanderに変更する。あと、ファイル名は、xxxx_logCommandのxxxxをファイル名とする。サーバで扱われるゾーン名は、/echo ${Zone.ShortName}と打ち込んでも表示される。
経路ができたら、そのゾーンの経路上で、/bc wanderと実行することで、以前の自動自動戦闘とほぼ同じ動作を行う。これで一度きちんと経路をまわれるか試してみるといいかもしれない。

mobは弓で引く。弓はpullmobを使うため、その設定をしておく。また、経路上に引いてほしくないNPCがいると思う。それらをpullしないように設定もできる。同じ/e4_globalsettings/cruise/ゾーン名.iniに以下のエントリを追加する。

[ignore]
Rokuth=NPC
Neerin=NPC
[wander]
Waypoint#1=-2915.00, -1.00
Waypoint#2=-2837.71, 39.29
Waypoint#3=-2727.40, 94.79
Waypoint#4=-2624.20, 146.72
...

ignoreというセクションを追加し、そこにpullしたくないNPCの名前と=NPCをつける。

こんな感じで複数のゾーンの経路情報をつくったら、次にそれを巡航マクロで使えるように登録する。/e4_globalsettings/cruise/cruise.iniというファイルを作り、以下のような感じで設定する。

[route]
Zone1=solrotower
Zone2=potactics
Zone3=pofire
Zone4=causeway
...

経路を作るたびにここに設定していく。これで設定は完了だ。あとは、PoKのゲートアウトポイントか、経路情報のあるゾーンの経路上で以下のコマンドをうてば、自動巡回マクロが起動する。

/bc cruise

このコマンドで、cruise.iniのzone1=で設定されたゾーンから狩りを開始する。最後まで到達するとまた、zone1へ戻る。経路が少ないと同じゾーンを繰り返していくことになり、mobがrepopしていなかったり、結局同じゾーンにずうっといつづけることになり、非常に怪しく見えるため、なるべくたくさんのゾーンの経路をひいてほしい。また、特定の経路から始めたい場合は、

/bc cruise 3

こんな感じで打てば、zone3=からはじめる。ただしこれが有効なのはPoKにいるときだけだ。
停止させるためには/bc cruiseをもう一回入力すればよいが、きりのよいポイントまでとまらないため、強制終了させたいなら、マクロをリロードしたほうがいいかもしれない。

patrolの場合は、設定ファイルのセクション名をpatrolXという名称にする必要がある。

[patrol1]
Waypoint#1=1976, 341
Waypoint#2=2227.13, 332.52
Waypoin#3=2320.87, 332.26
Waypoint#4=2433.88, 275.09
...
[patrol2]
Waypoint#1=1976, 341
Waypoint#2=2237.27, 331.90
...
[patrol3]
Waypoint#1=1976, 341
Waypoint#2=2049.23, 280.94
...
[patrol4]
Waypoint#1=1976, 341
Waypoint#2=1969.26, 335.04
Waypoint#3=1861.28, 335.04
...

patrolは、pullとpullの間の休憩時間の設定、pull中の装備と戦闘中の装備の交換機能、最大pull数を設定することができる。

[Cruise]
Pull mainhand=Aged Left Eye of Xygoz
Pull offhand=Shield of the Lightning Lord

Battle mainhand=Mace of Tortured Nightmares
Battle offhand=Notched Blade of Bloodletting

Rest timer=20
Pull Count=5

Rest timerは指定しなかった場合は、10秒間に設定される。pull countは設定されなかった場合、どれだけmobがaggroしても無視して引き続ける。

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