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EverQuest: E4をセットアップする(その2)

あれからWindows側で無駄なソフトウエアの起動を抑止したり、EQ上でも使わないモデルの読み込みをしないような設定に変更してメモリ消費量を大きく抑えることができた。

現在の状況

現状8GBのうち半分くらいの消費量で済んでいる。CPUもフォアグラウンドで動いているものが30%あとは4%程度で全部で60%程度だ。あと2アカウントくらい増やせるかもしれない。1000円PCでも十分にやっていけるな。
E4のセットアップ説明はだんだん飽きてきてしまった。ドキュメントは古今東西面倒くさいものだ。今日は、各キャラクター独自の設定に関して説明しようと思う。それで基本的なことはできるので、それ以降なにかをやりたいときはE4レポジトリにあるreadmeを参照してもらいたい。

今回もEQクライアントがインストールしてある場所を\eqm、MQnextがインストールしてある場所を\eqmmとする。今日はたぶんなかなか面倒くさい内容なので、読み飛ばしてもらって、実際に自分のキャラの設定を行うようになったときに見返してもらえるといいかもしれない。

E4では、呪文やスキルなど、キャラクター特有の設定は、キャラクターごとの設定ファイルに記述する。場所は\eqmm\Macros\e4_botsettingsにある。そこにキャラクター名.iniファイルを作ることになる。ここでは、タンクとアタッカー、ヒーラーを例として載せようと思う。

[Combat]
Attack Type (Melee/Ranged/Off)=Melee
Stick Point (Front/Behind)=Front
SmartTaunt (On/Off)=On

Auto Skill=Knee Strike
Auto Skill=Berate/Hate2ndBelow|70
Auto Skill=Trinket of Anger/Hate2ndBelow|80
Auto Skill=Bash
Auto Skill=Kick

[Auto Battle]
Role (Tank/Attacker/Off)=Tank

[Misc]
Auto-Loot (On/Off)=On
Loot While Combat(On/Off)=Off
Ranged=Premier Bow of Secundae
Ammo=Arrow

これは、以前EQ mightで作ったレベル60 Warriorの設定ファイルだ。[Combat]、[Auto Battle]と[Misc]にセクションが分かれている。[Combat]では戦闘中どのように攻撃を行うか、どのようなスキルや呪文を使うかを定義する。最初のAttack Typeは、戦闘指示が行われたときに、近接攻撃をするか、遠隔攻撃をするか、武器による攻撃をしないかを設定する。Stick Pointは戦闘中mobとの位置を定義する。Frontはmobとの正面をとるようにし、behindは後ろにまわりこもうとする。Offであれば、戦闘中移動はしない。SmartTauntは、現在ターゲットとしているmobが自分以外のタンク以外の対象を攻撃しているときにTauntスキルを使う機能。そのあとに続くAuto Skillは戦闘中に使うスキルや呪文を登録する。スキル名のあとに続くのは条件で、/Hate2ndBelow|xxというのは、自分が現在ターゲットしているmobの2番目のヘイト量がxxより下ならばこのスキルを使うというものである。条件はさまざまあり、これを組み合わせることで緻密な戦闘を可能とする。条件はreadmeを見ていただければと思う。E3やE3nextはここの条件が少なく、最終的には条件を自分でプログラミングする必要があった。E4はいくつかある条件を組み合わせることで戦闘時の最適なスキルの選択を行うようになっている。
[Auto Battle]と[Misc]の部分に関しては詳細の説明を今回は割愛する。前者は自動戦闘の設定で、後者は自動lootとmobをpullするコマンド時に装備する飛び道具の設定である。

[Buffs]
Buff=Charm of Might/NoTarget/Always
Buff=Artifact of the Dead/Grouped/All/Safe
Buff=Augmentation of Death/MyPet
Buff=Ancient: Master of Death/NoTarget

Bufff=Emissary of Thule/Summon

[Combat]
Attack Type (Melee/Ranged/Off)=Off
Stick Point (Front/Behind)=Off

Auto Skill=Funeral Pyre of Kelador/Named/Debuff
Auto Skill=Bone Bracelet of Condemnation
Auto Skill=Auspice/Debuff/Check1|3703/Named
Auto Skill=Dark Soul/Debuff/Debuff/Named
Auto Skill=Ignite Blood/Debuff/Debuff/Named
Auto Skill=Scythe of the Shadowed Soul/Debuff/Stackable/Cycle/Named
Auto Skill=Trucidation/Named
Auto Skill=Bone Ring of Condemnation/nocheck

[Auto Battle]
Role (Tank/Attacker/Off)=Attacker

[Misc]
Auto-Loot (On/Off)=On
Loot While Combat(On/Off)=Off

[Heals]
Heal=Shadowbond/Donate/HoT/Who|@SHD @ENC @MAG @CLR @SHM/HPBelow|95

これはEQ mightでレベル60まで育てたNECの設定ファイルだ。WARのものと比べて[Buffs]と[Heals]というエントリが増えている。[Buffs]では、自分が使うバフを設定して記述する。例えばArtifact of the DeadというのはたしかDead men floatingの効果のあるいバフが無制限に使えるアイテムだったような気がするが、/Grouped/Allで、グループ内のメンバー全員に、/safeで安全な場所(mightの場合PoK)にいるときに使用するという設定になっている。/Alwaysは戦闘中だろうと通常時だろうと使う設定で、/MyPetは自分のペットにかけるという設定だ。これらバフは、当然詠唱する対象のバフスロットを調べバフが入っていないか、切れそうになった場合に条件を満たせば自動的に詠唱してくれる。
[Combat]のAuto Skillは、Warriorの場合はコンバットアビリティがメインだったが、NECの場合はDoTがメインとなる。DoTは対象のmobにそのDoTが入っている場合はもう一度いれる必要はないものの、別のキャラクター入れた同名のDoTはステータス低下効果がなければ重複してかけることができるため、対象のmobのデバフは常に監視して変化をみなければならない。/Debuffという設定は、呪文がデバフで監視が必要なことを示し、/Stackableは他者のDoTと重複可能であることを示す。Namedは対象がNamedであるばあいに詠唱する設定。このような感じで、コンバットアビリティだろうが、呪文だろうが、AAだろうがDiscだろうがすべてAuto Skillで記述することができる。
最後の[Heals]は、回復呪文の詠唱設定だ。NECはHoT系の献血がつかえる。この場合は、/Donateで献血であることを示し、/HoTでHoTであることを示し、/Whoで、クラスがSHD、ENC、MAG、CLR、SHMに対して詠唱することを示し、その詠唱する条件は/HPBelow|95と、HPが95%を下回ったときという設定になっている。

[Buffs]
Buff=Charm of Might/NoTarget/Always
Buff=Regrowth of Dar Khura/Grouped/All/Check1|5353/Check2|3441
Buff=Talisman of Epuratiuon/Grouped/All
Buff=Khura's Focusing/Grouped/Who|@SHM @ENC @MAG @NEC @SHD/Check1|2509/Check2|5415
Buff=Artifact of the Jaguar/Who|Neriuni Nerikesi/Grouped/Pet|Neriuni Nerineri Neringi Chineri Nerikesi/Always/Check1|6907

Buff=Spirit of the Howler/Summon

[Combat]
Attack Type (Melee/Ranged/Off)=off
Stick Point (Front/Behind)=off

Auto Skill=Turgur's Insects/Named/Debuff
Auto Skill=Idol of Malo/Trap/Named
Auto Skill=Spear of Fate/Debuff/Stackable/Cycle

[Auto Battle]
Role (Tank/Attacker/Off)=Attacker

[Misc]
Auto-Loot (On/Off)=On
Loot While Combat(On/Off)=Off

[Heals]

[AutoHeal]
Auto-Heal (On/Off)=On

Priority=Neriuni
Short=Chloroblast

[Shaman]
Light Cannibalization=Cannibalize IV/HPOver|70/ManaBelow|90
Heavy Cannibalization=Cannibalization/HPOver|70/ManaBelow|60
Auto Totem(On/Off)=Off

[Cures]
Curse=Remove Greater Curse
Poison=Disinfecting Aura
Disease=Disinfecting Aura
All=Purify Soul
Self=Purified Spirits

そろそろ読む人がいなくなった気がする。これとあともう一つでおわろうと思う。これは、レベル60まで育てたSHMの設定だ。SHMはヒーラーであると同時に、バッファーであり、デバッファーであり、キュアも行える忙しいクラスだ。設定も他のクラスに比べて非常に多い。ここでは、[AutoHeal]と[Cures]に関して説明しようと思う。
上記のNECのように、ヒールは自分で条件をつけて設定することもできるが、E4のヒールアルゴリズムにまかせて完全自動化もすることができる。[AutoHeall]を有効にした場合、優先してヒールする対象(Priority)を設定し、ショートヒールとHoTの設定するだけで、仲間のHPが減った場合自動的にヒール呪文を詠唱してくれる。
[Cures]は、戦闘終了後限定だが、デバフが入っている場合、デバフの種類にあわせて自動的にキュアをしてくれる機能だ。呪い、毒、病気などのキュア呪文をセットしておけば自動的に回復してくれる。

[Buffs]
Buff=Artifact of Divine/Who|@SHD/Always
Buff=Blessing of Piety/Who|@CLR @SHM/Grouped
Buff=Protection of Vie/All/Grouped
Buff=Ancient: Gift of Aegolism/All/Grouped/Check1|5278
Buff=Ancient: High Priest's Bulwark/NoTarget/Check1|5415

[Combat]
Attack Type (Melee/Ranged/Off)=Off
Stick Point (Front/Behind)=off

[Auto Battle]
Role (Tank/Attacker/Off)=Attacker

[Misc]
Auto-Loot (On/Off)=On
Loot While Combat(On/Off)=Off

[Heals]

[Cures]
Curse=Remove Greater Curse
Poison=Pure Blood
Disease=Pure Blood
All=Purify Soul
Self=Purified Spirits

[AutoHeal]
Auto-Heal (On/Off)=On

Priority=Warikan

Short=Ethereal Light
HoT=Celestial Elixir

上記は、CLRの場合。

[Combat]
Attack Type (Melee/Ranged/Off)=Melee
Stick Point (Front/Behind)=Behind

[Auto Battle]
Role (Tank/Attacker/Off)=Attacker

[Bard]
Auto-Melody=normal
Auto Sonata(On/Off)=Off

Song=Frozen Whip of Speed
String=Lute
Drum=Selo`s Drums of the March
Wind=Wooden Flute
Brass=Horn
Normal=Frozen Whip of Speed

[Misc]
Auto-Loot (On/Off)=On

[normal Melody]
Song=Amplification/Song
Song=Selo's Accelerating Chorus/Drum
Song=Chorus of Replenishment/String
Song=Verses of Victory/Song
Song=Elemental Chorus/Drum
Song=Niv's harmonic/Song
Song=Largo's Assonant Binding/Song/Debuff

かなり駆け足できてしまったが、最後に一番特殊なBRDの設定を説明したい。E4のBRDは、設定された歌を自動的に回しながら歌うだけでなく、歌が歌い終わる瞬間に適切な楽器に持ち帰る機能をもつ。これはE3やE3nextにはない機能だ。
設定の仕方は、[Bard]セクションで、song、string、drum、windで装備したい楽器を指定し、normalで普段装備する武器を設定する。auto melodyでデフォルトで歌う歌を設定する。歌は、この場合だと[normal Melody]セクションで定義する。歌はものによるが基本的に4-5曲ほど歌える。これに持続時間の長い曲を挟むような感じとなる。このキャラの場合は、AmplificationとSelo's Accelerating Chorusが詠唱時間の長い歌に相当する。

これらの設定を行ったら、以下のコマンドを実行することでマクロを読み直し、設定を読み直す。

/mac e4

上記のコマンドでは、コマンドを実行した者しか再読み込みを行わない。グループのキャラ全員再読み込みをさせたいなら

/bcga //mac e4

を実行するとよい。戦闘は、いくつかコマンドがある。基本的に相手をターゲットして以下のいずれかのコマンドを実行するだけだ。

| コマンド実行者だけ戦闘開始(E4に制御は渡さない)
/duel
| 自分以外のグループメンバーに戦闘開始させる(制御もE4渡す)
/fight
| 自分含めて全員で戦闘開始させる(自分以外の制御をE4に渡す)
/combat
| 自分含めて全員で戦闘開始させる(全員制御をE4に渡す)
/battle

制御を渡すというのは、戦闘停止の指示があるまで、キャラクターは対象が死ぬまで移動の処理をE4にまかせることだ。たとえば自分がタンクで/fightを実行した場合、自分はスキルは自動的につかわれるものの自由に移動できるが、他のグループメンバーは設定された通りに勝手に移動しながらmobと戦う。/battleであれば、対象が死ぬまで全員が勝手に移動し戦う。これらのコマンドは基本的にターゲットしたmobが死ぬまで効果が続く。複数mobがいる場合で、連続して戦ってほしい場合は、autobattleという機能があるがここでは割愛する。
戦闘処理を中断したい場合は、

/bc back off

上記のコマンドを実行することでたとえmobがいても戦闘を中断し、その場で待機する。

こんな感じだろうか。上の各クラスの設定は、これが正解というわけではない。あくまでサンプルだと思っていただければと思う。私のキャラの実際の設定ファイルはもうちょっと設定が細かくしてあるが今回載せると余計わかりにくくなると思ったため削除した。


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