#ポエム #詩
漆黒の帰り道
自身の顔を照らし出す3インチの液晶画面
スマートフォンの向こう側にいるあの人は何をしてるんだろう
心が繋がっているのか、幾ばくの対価がもたらす互恵関係のふたりなのか
誰がその関係を決める
彼女かもしれない
でも最後は自らの知覚が認識するのだ
だから同じ時間を共有するひと時、心から存在を愛するんだ
心にしっかりと寄り添いたいんだ
満月はそれが人生だよと微笑んでる
夜が明けると、何もなかったようにリセットされる
いつもの営みが繰り返される
そうやって希望と諦めを紡いでいく
それも悪くない
さぁ、朝だ
コーヒーを飲もう