坪井佳織
リトミックってなぁに?
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リトミックってなぁに?

坪井佳織

リトミックは、ジュネーブ音楽院の和声学の教授だったエミール=ジャック・ダルクローズによって創られた音楽教育方法です。

音楽に合わせて体を動かすことで、心から音楽を味わうことができます。
ダンスやおゆうぎと違うのは、動き方に決まりや正解がないってことです。
自分が感じるままに、音楽に体をゆだねて、自然に動きます。
だから、月齢や体の特徴に関係なく、それぞれに楽しむことができます。

リトミックで使う音楽は、ピアノの即興演奏。
音の合図や、音楽が変わったら動きを変える、というゲームが基本です。
即興演奏だから、いつ、どのような合図が来るか予想ができないので、とても注意深く、集中して音楽を聴くようになります。

小さい子どもたちの敏感な耳や心には、激しい刺激は必要ありません。
やさしい音色の変化に反応できるよう、適度な刺激を与え、感性を養います。

リトミックによって身につくのは、音感やリズム感だけでなく、集中力、表現力なども養われます。リトミックには、「音楽教育」と「人間教育」両方が備わっています。だから、発案されてから100年以上経った今でも、世界中の子どもたちの教育として、取り入れられているのです。

わたしが20年以上、子どもたちにリトミックを教えていて個人的に感じることは、「リトミックは自分を知る教育/自分らしさを取り戻す教育である」ということです。

わたしがリトミックの理念の中でいちばん好きなのは、「子どもが持って生まれた体質、気質に寄り添って自然な動きを大切にする」というところです。

子どもたちもそれが分かっていると思います。だから、2才ころからリトミックをやっている子にとっては、「自分が思ったように動く」ことは当たり前。4才〜5才で始めた子も最初は戸惑いますが、だんだん、自分らしくあることに心地よさを覚えます。

それから成長していくうちに、「周りに合わせる」「空気を読む」「みんなと同じにする」ということを覚えていってしまい、ときどき疲れた顔を見せます。

そんなとき、リトミックをやると、「あぁ、そうだった、わたし(ぼく)、こうだった」って思い出してホッとするように思います。その心地よさは、味わった子にしか分かりません。

「自分らしさ」は、どんな辛いときも子どもを救います。

わたしは、多くの子どもたちと接していて、「子どもたちはここに自分を思い出しに来ているんだな」と思って見つめています。

こちらも参考にお読みください。

浜松市のリトミック教室、おさんぽリトミック/音楽教室ミューレはこちら↓


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坪井佳織
浜松市で音楽教室を開いています。0才から18才まで、たくさんの子どもたちと接し、多くの子育てを見つめる中で、どんな子も力強く生き抜く力をつけさせてきました。わたしにしか書けない、独自の視点で子育てを語ろうと思います。 https://ikiruchikara.co.jp/