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消費者マインドに溺れないために、これからも挑戦し続ける!

ただ今自宅療養中

今、ぼくは風邪菌なのかよくわからんが、声帯、内耳中耳が炎症していて声は出せない、片耳は聴こえない、そのせいで平衡感覚が取れなくなっている。

単なる風邪とは違い、熱がなくても仕事に支障をきたすので、約4日ほどシーシャ屋さんを病欠している。あと3日程度で治るとよいのだが、こういうものは気合いでどうこうなるものでもないので、そうなったらそうなったでまた考えよう。臨機応変にやっていかないと長続きはできない。

それよりも4日も働いてないと娯楽の海で溺れてしまうなと思うほど、この現代社会には受動的なエンタメに満たされているなと感じた

消費者として楽しむエンタメ

耳がよく聴こえないとはいえ、目ではエンタメを楽しむことができる。ふと思い出して、数年前に見た『梨泰院クラス』をネトフリで観たが、改めてすごい出来だと感じた。見終わったあとは、自分もまるで主人公のパクセロイになったかのような、復讐をちかい、十数年かけて培った資産、かけがえのない仲間たちと力を合わせて、宿敵の大手外食チェーンを潰したかのような達成感を得た。実際の自分はただ動かないでパソコン前でポテチ食いながらなんの成長もしてないのにだ。

鬼滅の刃の柱稽古編のラストも凄まじかった。なんだあの火薬が爆発する時の映像美は!!凄すぎてこれまたネトフリで3回見返した。あの映像美を作るのにどれだけのクリエイターたちの知力と技術と時間が使われたのだろう。それも自分はただパソコン前でかぶりつくように観てただけだ。

こんなに安価、もしくは無料でエンタメが楽しめるようになったのは間違いなくいい時代だと思う。こうして動けない身でありながら、世界中の最高傑作をいつでも観ることができるわけだから。そしてその感動を原動力にして自分の活力にすることもできる…かもしれない。それは自分次第だ。

SNSだってそうだろう。毎日だれかしらが揉めていたり、不祥事を起こしたりして炎上、それを安全圏から楽しく眺めていられる。無名アカウントから有名人にリプを飛ばして話しかけることもたやすくなった。これまたそこから学ぶか、ただ自分が大きくなったかと錯覚するか、それも自分次第である。

とにかく現代社会はとかくコストをかけずに、なんなら既にあるエンタメだけで死ぬまで楽しむことができる世界になっている。

圧倒的な知力、才能、技術、資本力で作られたエンタメの前に、ただぼくらはそれを享受するだけの消費者にすぎないのである。

消費者マインドのデメリット

でも、ぼくはこの『消費者マインド』ともいうべき、多寡に限らず金銭を支払えば気軽に楽しめてしまう娯楽に浸かりきるのはよくないと考えている。どんなに自分に才能がなくても、技術がなくても、自分の頭で考え、行動して得られた結果が何よりも楽しいことを経験的に知っているからだ。

バックパッカーは敢えてトラブルを楽しむもの

ぼくは10年代、世界中をひとりでバックパッカーしてたことがある。バックパッカーというのは別に観光地を安くめぐるためにするわけではない。そういう目的を持っていたとしても本質は違う。バックパッカーをするということは何が起きるかわからない不確実性に身を置くということだ。ただでさえ日本と文化もルールも違う国に行くのに、それをさらにひとりで巡ってくるのである。当然、大小問わず想定してないトラブル続きだ。しかしである。なにかトラブルに見舞われた時に、自分で考える→行動する→トラブルが解決するというという成功体験を味わうと、とてつもなく生きている実感が湧く。当然、そんな簡単にトラブルは解決しないので試行錯誤を何度も繰り返す。愚直に何度も何度も。その失敗した数だけ、成功した時の喜びは大きい。そしてほんの少し自分自身も成長できる。

他者作品を楽しむ喜びも、自分で行動試行錯誤して失敗を重ねながら成功に向かう楽しみも使い分け次第

今の自分みたいになにも動けない時や、そうでなくても余暇の時は、他人の作った超絶名作に触れて感動に浸るのもいいと思う。それはそれで人生を豊かにしてくれる。しかし、それだけでは人生楽しみ尽くせないし、何より自分で行動して何度も失敗してを繰り返さないと成長することはできない。

まあ、成長する必要性があるのかといった議論はこれはこれで別にあるのだが今回は触れない。

いや、今回は病気になってよかった。たった数日消費者マインドに浸かっただけで、最近そーいや自分で行動して失敗を繰り返す、そういうチャレンジ精神を忘れていたからだ。
シーシャひとつとっても、褒めてもらうことはもちろん嬉しいが、おいしくなかった場合、どこが失敗したのかは手厳しく言ってもらえると笑、さらに試行錯誤して美味しいものを作れると思っています。

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