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アニメの聖地が秋葉原という風潮が嫌い

ぼくが2007年にパニック障害を患い、半年ほど人糞製造機として過ごしてた事はプロフィールに書いたが、その時は練馬駅から約徒歩8分、明治通り沿いのボロボロのマンション3階に住んでいて、家賃は確か5万で共用費が4000円とかだった。多分今から考えれば格安だ。しかもアパートじゃないからね。ちゃんとエレベーター付きのマンションだから。

ただ、部屋と部屋の壁が超薄くて、ぼくがXbox版のアイマスをやっていて、やよいちゃんが「おはようございます、プロデューサー!」って言っただけで隣りの部屋に住んでいるリーマンからドンって壁ドンきたからね。しょうがないからヘッドホンつけてやったりしてたんだけど、たまに忘れるとまた隣りの部屋からドンってされるから、今日は美希をプレイしてたのバレたかーと思いつつ、またヘッドホンつけたりの日々。

とにかく当時ぼくは動けなかったから様々なアニメなど2次元作品にハマっていた。『ローゼンメイデン』という作品では、ゴスロリファッションのかわいらしい人形たちが究極の少女アリスになる為に、ガチの殺し合いバトル繰り広げるというストーリーなんだが、主人公で引きこもりの中学生ジュンはちょっとした事から、真紅というドールと契約。この真紅がジュンに対して人生の本質をついた事を口にしたり、時には気高い行動で示したりすることで、ジュンを成長させていく。もう、これ見てその時引きこもりの自分には刺さりまくり。ドールたちの戦いを見ては号泣してた。

そんな当時のぼくは2次元で完成されているものを3次元で表現する、秋葉原のホコ天でコスプレしている女とか憎悪の対象としか思っていなかった(今は違う。ちゃんとしたコスプレイヤーもいるのを知っているから。でも自分の承認欲求の為だけに愛を持ってない作品までもコスプレする奴は今も嫌い)。

ぼくの中で真紅や水銀燈とか、2次元のアニメーションの中で完成されていたので、そんな神聖なものを自分の承認欲求のために大勢のキモヲタたちの前で着たり、よしんば肌露出多めにしてよりチヤホヤされてる女とか、作品への冒涜としか思ったし、とにかく目に入れたくなかった。

チヤホヤするキモヲタたちも2次元最高といいつつ、結局リアルの女がそういう格好すれば誰でもいいのかと、めっちゃ侮蔑していた。これは今も変わらない。コミケとかでのローアングラーとは一生信条が合わないと思う。オタクと一括りにされたくない。

だからよく秋葉原はアニメ好きの聖地とか言われているけれど、あの当時、おれは一度たりとも秋葉原に行くことはなかった。2次元の中で完成された世界があるのに、なぜキモヲタや承認欲求女が溢れてるゴミみたいな街に行かなきゃいけない?アホか。家で作品見て、気に入ったら通販で買えばいい。そういう2次元オタクをぼくはやっていた。当然中の人とかにも興味はなかった。

だからその後ライターとして声優さんにインタビューすることになり、声優さんがこんなにも人気だったのかと、その時初めて知ったくらい。だって中の人が誰が演じてるとかどうでもよかったし、その世界観が自分の感性とマッチしている事が何よりも重要だったからだ。

今はアニメの聖地というか地下アイドルやコンカフェの聖地になっているが、アニメが好きと言ったら秋葉原も好きだろという風潮は嫌だ。あんなゴミゴミと欲望に塗れた汚い街と2次元の完成された世界をごっちゃにして欲しくない。

同じ理由でその当時から流行り出したメイド喫茶(コンカフェ)も毛嫌いしていた。非モテ男からの搾取が見え見えだし、大してかわいくもない承認欲求の塊りの女とか大嫌いだったからだ。

モーヲタ時代の友達がハマり出して、何度か誘われたがずっと断っていた。だってトップアイドルと遊んでいた自分が、なぜ一般人の女と話す為に金を払うのか。馬鹿じゃないの?そんな矜恃もあった。

しかし、結局古い友人に誘われて行く事になり、これまたひと通りハマってみて2度と行かなくなったんだけど、この話は需要あるか笑

需要あれば書くけど、コンカフェでどんな事してきたかとか特に興味ないよね笑

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