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ライオンズ遠征ガイド 【南郷キャンプ編】

キャンプに行きたい!
いきなり取り乱しましたが2月1日から始まったライオンズの春季キャンプもあっという間に終了。ここ5年は必ず宮崎に行っていたものの、今年は新型コロナの影響で無観客となったので断念しました…(無観客じゃなくてもさすがに行かなかったと思いますが)。
宮崎の良さをお伝えしたく、以前書いた遠征ガイドの続編として南郷キャンプガイドを書いてみます。

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■アクセス

首都圏から宮崎県へはもちろん飛行機で向かいます。羽田空港からJAL・ANAが合わせて約20便飛んでいて、所要時間は1時間50分ほど。

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ここまではまあ単純なんだけど、問題は宮崎に着いてから。キャンプ地である日南市南郷町へは宮崎空港から南に約50㎞。空港の北にある宮崎市街地からは約60㎞の道のり。宮崎は「陸の孤島」と揶揄されるほど公共交通機関が貧弱なため、南郷までの交通手段はほぼレンタカー一択です。
しかもその道も海岸沿いで曲がりくねった片側一車線ずつが続くため、前にゆっくり走る地元のおじいちゃんの車がいると、ずーーーっとその後ろをゆっくり走ることになります。単調な道のり、東京と比べて暖かい日差し、旅行疲れと事故りかねない要素が複数あるので、本当に気を付けましょう。
あと南郷からの帰りに宮崎市内方面にカーナビをセットすると、「48㎞先左折です」というウソみたいなアナウンスが流れたりします。ここは北海道か??

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そして車でそのまま南郷スタジアムの駐車場に停められればベストですが、台数に限りがあるため、キャンプ期間限定で「めいつ漁港」に設けられる駐車場に車を停めるのが一般的。そこからシャトルバスで南郷スタジアムへ向かうことになります。駐車場からスタジアムまでは約10分で、約15分間隔でバスが出ています。

車で行くことを前提に説明しましたが、鉄道で行くルートも一応紹介しておきます。
宮崎市内から鹿児島方面にほぼ海沿いにJR日南線が走っており、宮崎市内から南郷駅までは約1時間30分で行けるものの、1時間に1本あるかないかというレベル。キャンプは終わりの時間が流動的なため、練習を最後まで見れずに帰らなければいけないリスクも出てきます。
ただ車で向かう場合も南郷駅は一見の価値あり。地元の高校生が企画したクラウドファンディングにより、2020年2月にライオンズ仕様に生まれ変わりました。メットライフドームで使用されていた椅子や記念品などが飾られておりとても楽しい。

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■ホテル

ホテルは南郷スタジアムに近い日南市内に泊まれればベストなのですが、大きいホテルが少ないこと、同じ日南市でキャンプを行っているカープの人気が高いことから、結構ハードルが高め。熟練者は泊まった際に翌年の予約までしてしまうとか…そこまでは勇気がなくてやったことないですが…。なお付近で一番大きいホテルは日南海岸南郷プリンスホテルですが、春季キャンプ期間中はライオンズが貸し切っているため一般客の宿泊はできません。秋季キャンプやフェニックスリーグは貸し切りにならないため泊まれます。
日南市内で見つからなければ宮崎市内に泊まることになります。観光都市だけあってホテルは数多いものの、宮崎市でも3チームがキャンプを行っていることから、価格も高騰し空きを見つけることが難しい傾向にあります。とにかく早めに予約することですね。

■練習見学

南郷スタジアムと言えば何と言っても高低差。シャトルバスや車で球場に着くと、メイン球場へは延々と坂道が続いています。選手などは別に設けられた階段を登りますが、その段数は何と135段。数々の選手・解説者・メディアを苦しめてきました。ファンは更に曲がりくねった坂道を上るため本当に疲れます。


またブルペン・サブグラウンドは更にそこから掘り下げて作られているため、また階段・坂道で下っていく必要があります。メイン球場からブルペンまで下がると恐らくビル5・6階分はあるのではないでしょうか…。一旦メイン球場へ上がると、なかなか降りたくなくなってしまうので、練習メニューをよく見た上で移動するようにしましょう(自戒)。
(余談ですがメットライフドームも坂道のキツさが名物ですが、かつての本拠地である平和台球場も入り口に向かって緩やかな坂道が続いていたとか。坂道と縁があるチームのようで)

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そしてキャンプのオススメは何と言ってもキャンプでしか見れない練習を見ること。サブグラウンドで行われるノックや、捕手陣の強化メニューはコーチと選手のやり取りもダイレクトに聴くことが出来ます。コーチの技術的なアドバイスを聴いて、何となくマネしてみても到底出来そうになくてプロの凄さを実感させられます。

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■グルメ

宮崎はご飯が美味しい!
南郷スタジアムではいくつか出店が出ており、宮崎名物である地鶏の炭火焼き、うどん、チキン南蛮などを購入することができます。と言っても一つずつのボリュームがそこまで多くないため、着くまでに何か買っておいた方がいいかも。

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(南郷スタジアムのチキン南蛮)


球場外では臨時駐車場に隣接する「港の駅めいつ」ではカツオなど美味しい海の幸を味わうことができる…らしいです。ずっと行きたいと思っているものの、つい練習見たくて行ったことがない…。でも写真見ると本当に美味しそう…。


また宮崎市内は飲食店が数多くあるので何年行っても飽きません。地鶏からのきっちょううどんとか最高です。あとたまに野球関係者に遭遇したりします。

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(宮崎市橘通のきっちょううどうん)

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(道の駅フェニックスのマンゴーソフトクリーム)

■最後に

この期間は相手チームのことを考える必要もないため、期待の若手は全員ブレークを果たし、ベテランも大活躍、采配もズバズバ当たる…なんて妄想もやり放題です。そんな上手く行かないと分かっているものの、キャンプ期間中の楽しみはそこに尽きるのではないでしょうか。その妄想が現実になれば「あの時キャンプで頑張っていたから…」と喜びも倍増します。
来春にはコロナが収まってまた見学に行けることを切に願っています。地鶏食べたい~~~~

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