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メットライフドームグルメガイド2021 #獅子まんま

今年もごちそうさまでした!
1979年以来の最下位に終わってしまったライオンズですが、株式会社西武ライオンズのもう一つの本業と言われているメットライフドームのグルメは今シーズンも優勝しました(筆者調べ)。
観戦していて何かとツラいことが多かったシーズンですが、「今日はもう飯を食べに来たことにする!」とヤケクソ気味に切り替えられるのはライオンズファンの特権でしょう。
新しく登場したメニューを中心に今年のグルメを振り返っていきます。

■わらじカツ丼

埼玉食道(三塁側内野)、1000円


今年オープンした埼玉食道のヒット商品。
これまでも数々の美味しいグルメがあったメラドですが、「埼玉」にフォーカスした店舗は意外にもありませんでした。
「わらじカツ丼」は秩父地方の名物グルメ。西武鉄道の秩父観光の宣伝にも度々登場しているので、西武沿線に住んでいる人にとってはお馴染みのメニューでしょう。
メラドのわらじカツ丼も本家に違わぬ大きさのカツが2枚乗っていてボリューム満点。しかしタレはあっさり目なので、見た目の印象よりはサクサク食べ進められます。
今年はなかなかメラドでお酒を飲める機会がありませんでしが、是非飲みながら楽しみたいメニューです。


■味噌ポテト

埼玉食道(三塁側内野)、500円


埼玉食道からもう一品。こちらも秩父の名物グルメで、秩父市のゆるキャラ「ポテくまくん」は味噌ポテトをモチーフにしているほど(かわいい)。
オープン戦で初登場するとすぐに大人気となり、試合中に売り切れとなった日もありました。
サクサクのポテトと甘じょっぱいタレのコンビネーションが最高。「タレだけでも売ってくれないか」なんてツイートも何度か見かけました。
イモが大好きな文化放送・高橋将市アナもお気に入りのご様子でした。

■もつ煮弁当

もつ煮の影千代(一塁側外野)


こちらも今年オープンの新店舗。
もつ煮と一言で言ってもオーソドックスな白、辛さが効いた赤、カレー風味の黄色の3種類が楽しめます。
またそれぞれもつ煮だけの単品とご飯が付いた弁当が選べるのも嬉しい。
もつ煮と言えばZOZOマリンが有名ですが、もつはそれ以上にトロトロで臭みがなく感じます。寒い時期のメラドで食べると温かさが体に染み渡ります。おろしニンニクを別袋で貰える心遣いもありがたいですね。


■まぐろ寿司

アメリカン・エキスプレス プレミアム™ラウンジ、4貫1000円


「え?球場でそんなものが食べられるの?」という驚きがたくさん詰まったメラドですが、極めつけはこちらでしょう。
バックネット裏に今年オープンした「アメリカン・エキスプレス プレミアムラウンジ」はラウンジ席かネット裏のアメリカン・エキスプレスプレミアムシートS・Aのチケットを持った人だけが入れる特別なエリア。
東尾修などレジェンドOBのユニフォームや手塚治虫のレオ・ライナ原画が飾られています。
となればグルメも特別なメニューになるのがメラドらしさ。
まぐろにぎり4貫、にぎり盛り合わせ6貫(1500円)という球場とは思えないグルメが登場しました。
まぐろしか食べられていないのですが、とろける美味しさでした…。
このエリアに入るために最低でも10000円以上のチケット代が必要なのですが、「黒毛和牛ヒレステーキ温野菜添え100g(3300円)」というメニューもあるので、財布に余裕があればチャレンジしてみたいです。


■小海老とモッツァレラ、大葉の冷製カッペリーニ トマトソース

L's Kitchen CENTRAL、860円


夏の限定メニューからはこの一品。
恥ずかしながら「カッペリーニ」が極細パスタのことだと初めて知りました…。
たっぷりの野菜、どんどん食べられる麺、トマトをしっかり感じられるソースが絡み合い、暑さが厳しいメラドでもありがたい爽やかな味です。
パンチの効いたメニューが多くなりがちな球場グルメの中ではかなりヘルシー寄り。是非来年の夏にも食べたいですね。


■沖縄ソーキそば

リトル沖縄、790円


以前からある名物メニューですが改めて紹介。
店名通り沖縄グルメを扱うリトル沖縄の看板メニューがソーキそば。
とにかく麺の量が多く、790円がとても安く感じられる。
ソーキ(骨付き肉)は柔らかい上に、出汁が効いたスープはいつでも温かくメラドの寒さに冷えた体を癒してくれます。

■マリトッツォ

グリーンフォレスト、450円


野球以外の流行に疎くても耳にする機会が増えてきた「マリトッツォ」。
そんなメニューを10月から発売するあたりにメラドのグルメへの情熱を感じます。
たっぷりの生クリームの中に入った杏ジャムがいいアクセント。見た目はクリームのインパクトが強いですが、甘すぎずサクッと食べられる味。
近所のコンビニでこれ売っていたら毎日買っちゃいそう…。
是非来年も売ってもらい、最初に他のグルメを楽しみ、締めのデザートでマリトッツオという勝利の方程式を確立しようと思います。


今回紹介したグルメ以外にも美味しいものがたくさんあるのですが、いかんせん全然食べきれていないのでこのへんにしておきます。
ホントにオフもグルメ営業だけしてくれないかな…。

Twitterで #獅子まんま で検索してオフをしのぐことにします。

■おまけ その1

東京五輪による中断期間の7月26日に退団が発表されたエルネスト・メヒア。
突然の発表にファンの間に悲しみが広がりました。
中断期間明けには食べ納めとして多くのファンがメヒアのパワープレートを買い求めました。
宮木牧場の看板メニューでしたが、来年は食べられるのでしょうか…。食べたいな…。

また辻監督が今年限りというニュースが流れた際には、辻監督プロデュースの獅子リアンライスがバカ売れ。何かあるととりあえず食べ物の話になるのがライオンズらしさです。

■おまけ その2

10月に「ねとらぼ」でこんな調査が行われました。


スワローズ、カープ、ジャイアンツ、マリーンズ、ホークス、イーグルスの6球団のグルメを紹介した上で、12球団で一番美味しい球団をアンケートで他尋ねる形式でした。
そもそも記事の紹介の中になぜライオンズがないのか不思議で仕方なかったですが、このアンケートがライオンズファンにあっという間に拡散され、終わってみれば得票率72%、1496票という圧倒的な結果に終わりました。
メラドのグルメが幅広く支持されていることを実感するとともに、ライオンズファンのグルメへのこだわりを垣間見た出来事でした。




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